これはなかなかの秀作かも、素直に面白いと感じさせられました。
素直に面白かったと思います。
ただしシナリオ自体は全体的に軽めであること、
後半部分(特に纏め)にやや説明不足が挙げられる事、
ヒロイン達の陵辱というより不幸なシーンが必ずあることを許容出来ればですが。
テキストは基本的に秀逸、日常シーンも軽快そのものであり、
ループが導入されても元の軽快さのおかげでダルく感じさせられることがありません。
逆に全体的に少々ライトな作風になっていることからでしょうか、
ラストのシーンまで物足りなさを感じでしまう点も否めません。
物足りなさというよりも説明不足、ほぼ全てのユーザーが咲夜のラストに関して納得はしていないかと思われます。
何故記憶が戻ったのか、主人公に邪ロリの能力があったから?
それでは何故母親の記憶は最後に戻ったのか?
もう少し納得できる描写が欲しいところではあります。
陵辱の描写は、必要性の有無に関して言えば終わった後でも疑問に感じられます。
不幸な描写の一環として描かれていると解釈すればありなのですけれど。
BGMもかなり秀逸ですが、過去シーンの日常において違和感を感じました。
夢見師の悲しい話を伝えるための描写、それも直前までのつながりを考えると
どう考えても少し明るめに思えて仕方ありません。
これは私が勝手にそう思えているだけですので何ともいえないですが。
あと、何故でしょう?BADENDの雰囲気と音楽が心に残ります。
うまく話を纏めてくれれば最高の作品に仕上がっていたかも知れません。