秀逸なシナリオ、楽しいノリのテキストと、読ませる要素はさすが
でも、締めが微妙にあっけない感じで少々物足りなくもあります。
とは言え、これだけ秀逸なシナリオを読ませてくれる作品は
そう多くは無いですし、最後まで面白く読ませてくれますので、
まだやっていない方には十分にお勧めできます。
ホラー・オカルトとは言え、怖い要素は無いに等しいですし。
シナリオ
丸戸氏の信者でもないですが、氏の書く日常会話というかノリはかなり好きでして、
この作品にも良い感じで入っています。
久々にやり直しましたが、共通部を除いて最後まで飛ばさずに見ていました。
ただ、Trueのシナリオが少々駆け足気味に見えてしまい、
ちょっとだけボリューム的に物足りなく感じてしまったのが残念なところ。
あと最後の双子のシーンも個人的には要らないかなと。
共通部がかなり全体の比重を占めているのも微妙ですが、
それ自体がストーリー上欠かせられない要素なので仕方ないところです。
と書いていても、秀逸なシナリオには間違いないですが。
CG
唯一の減点要素…と言いたいところですが、
何故かそう思っていたのは最初くらいで、最後は全く思っていませんでした。
癖がある濃い目な絵と言った方が正しいでしょうか。
システム
このゲームで一番痛いところ。
ゲーム内での場所を選ぶあの選択肢の意味の無さは
本当にどうにかして欲しいところ。
ゲームconfigは可も無く不可も無く普通の仕様で特に言う事なし。
初心者にはやって欲しいとは思いますが、
そもそも初心者がああいう絵をチョイスできるかは微妙かな。