プレイ順が工夫された良作
エクストラから始まるこの作品。本編はその後から・・・そう忠告され物語は進んでいく。
今作品はエクストラパートから始まり、本編、エピローグの3部構成になっていました。
エクストラパートでは、様々なアイテムを探して特定のアイテムがそろったときに、エッチシーンが発生します。探索がメインのため、隠れた場所を見つけるのに時間がかかるのが難点で、苦痛でした。しかも、1日目で探したアイテムは2日目に継続されず、また同じ場所から見つけなければならない。とても面倒でした。
でも、そのいくつかのアイテムが先の物語への伏線となっているので、そこで私は何のアイテムがあったかを楽しく?プレイしながら覚えていくことが出来たので、今思うと良かったなと。また、日付が変わるときに少しづつその物語の前の話を匂わせるシナリオがあり、私は「何があったのか?」想像しながらプレイすることが出来たのが好感持てました。
エクストラパートでの複数の伏線は、本編を通して収束され、エピローグで完結させていく。1回しかクリアしてないので、熟読したらシナリオに粗があるかもしれませんが、私は綺麗に終わったなと思いました。
とにかく、シナリオの進行がとても上手く、印象に残る作品です。
内容に少し触れると、子供が好きな私立さくらんぼ小学校さんだなと思います。おそらく商業作品ではなかなか触れることの出来ない内容なんじゃないでしょうか?
是非プレイして欲しいので、キーワードだけあげると、
「鍵」「陽ざしが射している」「母親不在」
こんなところでしょうか。おそらく、パッケージやタイトルを見るとわかるキーワードなんですが、プレイした後に「なるほど!」と思っていただけるんじゃないかと思います。
以上で、感想終わり。