アリス流愛憎劇
シナリオの方ですが
プレイした後に思ったことが、女は怖い・・・ということです。まぁ、それは是非プレイして感じとってほしいんですが
まず全体を振り返ってみると、
主人公のタッ君は竿が太いごく普通?の主人公で、選択肢通りに動くある意味近年では珍しい主人公じゃないかと思います。
その主人公はすでに彼女がおり、家庭教師のバイトである家庭に教えにいきます。その家庭は複雑で、ミステリー好きはワクワクするんじゃないでしょうか?
始めは、サザエさんを見るように、何の違和感も感じなかったのですが、ところどころで感じる違和感に疑問を持ち始めて、「あの人」は「この人」に対してどう思っているのだろう? なんでココにいるんだろう?といった不思議はあるのですが、終盤までそれは分からず、疑問を抱え込みながら話を読んでいくのですが、選択肢によるBADエンドを通過するごとに見えていた真実の欠片みたいなものは想像力をかき立てられて、ストレス無く読み進めていくことができました。
そして、最後はしっかりその問題を解決していくのですが、物語にはまだ裏があり、そして話の続きもしっかり用意されていて、後味スッキリというのが私の印象です。
次にシステム面ですが、やはり家の中を移動していく独特のシステムが特徴じゃないでしょうか
始めのうちは、移動するのに何処まで行けば扉に入れるの?とか間違って右向いてしまった!とか苦労することが多いのですが、日が経つにつれて慣れてくるので、問題は無かったです。
むしろ、この家の住人なんだと感じることができ、主人公になりきってプレイすることが出来たので、このシステムは面白いなと思いました。
もう一つあるシステム部分が、探索ですが、部屋の中を探索することは全体でそれほど多くなかったので、もう少し探索できる部分が多かったら良かったと思いました。
最後に絵についてですが、とても艶やかな絵で、年配の奥様の妖艶な感じはとてもグッときました。
また、この作品はNGの絵を収録しています。構図や背景的なところでNGされた部分もあったり、内容に触れる部分で変更があったりと絵の細かいところに気を配っている作品なので、細部まで観察してみるといろんなネタが仕込まれていますのでイベントCGはとても楽しむことができました。・・・あと、タッ君は色々な事情により女性の足あたりに目がいってしまうので、そういったCGが多くて・・・・ありがとうございます。
と、いったところで終わりたいと思います。
追伸
律子様・・・貴方に私は心を奪われました。