学園ファンタジー物、ただ肝心な場面でパンチ力が弱い。
ファンタジー物としては結構楽しめました
過去の出来事で虐げられてきた人族、そんな中でも常に努力する主人公はやはり見ていて格好いいです
ただまぁ典型的な清々しいぐらい前向きキャラなんでクサイセリフがかなり多いのが見ていてちょっと恥ずかしいけど、それでも常に努力し困難に立ち向かう姿勢はとても良かった
そんな感じの主人公なんで勿論完全にハーレム状態、常に主人公の意見にみんなは常に賛同
本当に心酔しきってる状態なので、徐々に主人公に惹かれていくような描写が薄いのがちょっと残念
ヒロインはどれも個性的で身体的特徴もかなり違うのでそれぞれいい味がでていたと思う。
主人公に対してだけは常にデレデレのヴェル
妹的立場な竜族のウルル
お淑やかで天然系の神族のノート
そしてヒロインだけじゃなくサブヒロインも良い意味でかなり性格が尖っているのでおもしろかった。
特にオペラさんが良いキャラしてたので次回作のウルル編でどんぐらい活躍するか期待
ストーリー的には最初の印象はハリポタのようなストーリーだなぁっていう印象
かなりざっくり言うと、仲の良い仲間と共に学園でおこったトラブルを解決していくというお話。
まぁ学園ものだから何もトラブル起こらないファンタジー系ほど見応えの無いものは無いと思うけど、少々そのトラブルのパンチが弱かったかなぁと感じた。
最序盤は人族として試験のためにダンジョンに入って四苦八苦する姿を見るのはワクワクすることが出来たが、そっからチート級のキャラヴェルさんが加入するので、もっと力のない主人公が努力する姿を見たかったが、ちょいちょいヴェル無双が始まったりするので、ヴェルがお膳立てして最終的に主人公が決めるのかなって簡単に先の予想がついてしまったのが少し残念
最後ノートの決断でも個人的にはちょっと安易な行動すぎん?と感じたし、自分を犠牲にして争いを終わらすっていうのが安易に予想できてしまって最後の失速感がなんとも残念な結果になってしまった
もっと最後の最後で期待を裏切る展開になれば感動できたかもしれないが、特にそこで予想した通りに物事が展開して2~3分後にはスタッフロールが流れるのでゲームを終えた時の達成感がかなり薄かった
ただシリアス系ではいまひとつだなぁと感じたが物語の中盤までは個人的に好きなファンタジーの世界の日常とギャグがあるので、そこは凄くいい雰囲気で楽しむ事が出来ました。
正直ヒロインよりもオペラさんなどのサブヒロインとの絡みをもっと見たい自分にとっては
それだけでも残りの3作品はやる価値あると思えるので時間かけてゆっくり消化していこうと思う。