シーモアの生き残りと、主人公の行方を掛けた戦いの中で恋とキャラの成長を描いた作品。自分は珠音ルートのみプレイ。
今回は五つ子ということで、自分の好みとは少しずれるのですが、キャラもシナリオもそこそこよかったです。
まず、このゲーム一見ハーレムものに見えるのですが、共通ルートでヒロインのすべてを見せず、あくまでプレイヤーに選択させて自分のお目当てのヒロインのみに集中できる作りになっていたのが高く評価できます。
この手のハーレムものは、大体共通ルートでそれぞれのキャラ紹介とかライトエッチを重ねていく感じがよくある展開なのですが、このゲームでは途中で不可避の3P以外(3Pでも好みのキャラを選べる)は、ずっと一人のヒロインと向き合うことができるので、自分みたいにただ一人のヒロインに愛情を注ぎたいタイプにもうれしい仕様でした。
また、シナリオの展開がキャラ個別で掘り下げられており、特に調理担当の珠音の場合、新メニューの開発や海の家の運営などを中心に話がすすみ、料理人として成長していく様子が描かれています。
珠音シナリオは、前半部分の新メニュー研究はかなり丁寧にやっていましたが、後半の海の家は、前準備の描写がすごく丁寧に描かれてた割りに、実際始まると、いきなり数日経過し、初日の営業の描写がまるでなかったのが大きな不満点でした。
とくに新メニューや、シーモアの海の家に対するお客さんの反応がみたかったので、この辺が珠音シナリオだとばっさりカットされているため、なんかせっかく頑張ってきたのに感動が薄いなという感じでした。
珠音自身は、結婚願望があるため、主人公と夫婦ごっこするのとか結構よかった。
ただ、良くも悪くもあんまり印象に残らない感じで終わったかなとプレイ後は思いました。
珠音も声優さんのせいか、擬音の描き方のせいか、エッチシーンの喘ぎ声があんまりエロくなかったので、シーン数はそれなりにあるのですがあんまりエロくなかったですね・・・。
この手のゲームは、皆主人公に近い距離のキャラなので、もし時間があれば他のキャラも攻略してみたいと思います。