よく出来たSFとヒューマンドラマが結合した作品。描写が非常に丁寧で、幼馴染とSFな話が好きな自分には最高の作品でした。
キャラクター・シナリオ・音楽・CGともにかなり高評価の作品です。
ヒロイン3人という少なさもあり、各キャラの掘り下げがとても丁寧に描かれていました。
2011年作品ということもあり、若干目新しさは欠けるものの、なかなか先が気になるシナリオの展開の仕方で、長いシナリオもダレずに楽しむことができました。
SF設定も架空のものが使われていますが、それもIT、生体、量子力学をもとにした設定を使っており、架空の技術にリアリティを与えてるのが非常によかった。
そしてこの設定をもとに色々予想したりして物語を読み進め、いい意味で裏切られたり自分の思考の虚をつかれたりして、本当にうまいシナリオだと思いました。
キャラクターも皆非常に魅力的で、登場人物も多い上、大人キャラもかなり活躍するし皆いい人なのでとてもよい。
ただ、シナリオゲー故、結構重たい話も多いです。
ちなみに自分の評価については、千沙が自分の好みと完全に合致していたため、贔屓目の点数です。
ただエッチシーンについては、短くて少ないので、抜き用途に使うには向いてないのですが、シナリオで感情移入してると
自然に抜けてしまったので、自分は結構抜きました。
では以下、個人的なキャラクター好感度順位TOP10
1.千沙
2.なずな
3.主人公のお母さん(智恵)
4.八雲圭次
5.沙織
6.奈々理
7.凛
8.楓
9.俊介
10.凛のおやじさん
です。
千沙はよかった本当にすごい好きなヒロインだった。
幼馴染でドジっ子で、家は共同生活で家族同然で、なずな来てからも本当に幸せ家族やってて、お風呂のぞいても「一緒に入るの?」とか聞いてくるあたり、本当に可愛すぎて悶絶しました。
個人的には凛みたいな照れ隠しツンデレタイプや、奈々理みたいな大人しい系ロリキャラよりも、千沙みたいに主人公への好意を一切隠さない天然キャラが好きなんですよね。
後何気に千沙アニオタだし。
このゲーム本当に千沙贔屓がすごくて、なずな先生と千沙の登場回数がものすごく多い。
故に千沙もなずな先生も大好きな自分には本当に夢のような作品でした。
千沙の声優さんの声もよかったです。
でもなずなの声優、まきいづみの破壊力はやはりすさまじい。しかも、バリバリメイン級の活躍をするから素晴らしい。
っていうかなずなってキャラはがまじでまきいづみのために作りだされたキャラなんじゃないかというくらい、キャラのイメージと声が見事にマッチしてて、やばすぎだw
なずな先生は、リトルバスターズの小毬と似たキャラ性をもってるので、そういう意味でも全く違和感なかった。
でもはっちゃらけた部分もあれば、しっかり引き締めるところは引き締める演技ができるのはさすがとしかいえない。
このゲーム、幼馴染メインという理由だけで一応手を出したのですが、自分にとってうれしい誤算ばかりで本当に大満足だったんですよね。
正直この二人がメインだったからこそ、自分のなかでの評価が100点を超える感じになってるんだと思います。
もちろんシナリオも素晴らしい。音楽もいいし、演出もすごい。キャラも大好き。
最後までプレイして本当によかった。というかこのゲームを見つけ出せて本当によかった。
自分の中でこのゲームはベスト5に絶対入る作品になりました。