回収騒動で一躍有名になったナイス☆ヤリゲー。非常に人を選ぶ絵柄かつ、近親相姦、ショタホモ、レイプの3単語に反応してしまう上級者向け
1998年12月にソフ倫内部からの告発によって回収されたとの噂のナイスゲームです。
当時の広告では「90%以上がHシーン」と鼻息も荒く謳っていましたが、
その広告戦略は見事すぎるほど裏目に出た感じになってます。
ゲーム自体は何てことはないアドベンチャーですが、システムが珍しいです。
主人公がゲーム中でとる行動によって、次回スタート時の主人公の人格が
「善人・いい人・ふつう・悪人・外道」 のどれかに変わり、それによって選択肢が増減する変なシステムです。
このゲームの最も特徴的なところは、主人公がヒーヒー言わせる対象がめちゃくちゃなことです。
血縁なんて当たり前、性別すら超越する主人公の懐の広さには驚愕を禁じ得ません。
ここで、主人公のプロフィールを簡潔に説明してみましょう。
主人公は、実の父親と母親に性的虐待を受け続け、肉体関係のあった実の姉を絞殺した過去をもってます。
この過去だけでもすでにゲップが出るほど濃いシチュエーションですが、
その後の主人公の暴れっぷりもリミッター外れてます。
後輩の男の子をあっさり強姦するのは当たり前。
その男の子を実の姉とやらせまくり、その姿を見て高笑いする主人公の外道ぶりを見ていると
世の中の性犯罪なんて子供のお遊戯に等しいと思うのは私だけでしょうか。
主人公の人格とゲーム中の選択によって、複数のエンディングに辿り着くのですが、そのエンディングもクール極まるものばかり。
「精神崩壊」が一番出やすいエンディングなのはプレイヤーへの当てつけでしょうか。
男の子とのエンディングが5つ以上もあるのも脅威ですが、私が一番仰天したのは「実の妹と結婚」というエンディングです。
昨今のエロゲーじゃなんら珍しくないかもしれませんが、当時じゃ脅威ってレベルじゃありませんでしたよ。
ちなみに、エンディングタイトルは「インモラル・ウェディング」。
…ここまで来ると、インモラルどころの騒ぎじゃありませんね。
実際に北欧で結婚式を挙げたと噂されるカーペンターズの兄妹に匹敵します。
コンシューマーへの移植を前提に開発された、フヌケたエロゲーばかりの90年代後期、
このようなどうにもならないゲームを開発したメーカーには素直に拍手を送りたい気持ちでいっぱいです。
それにしても、このシナリオでどうやってソフ倫を通過したのでしょうか。
回収されたことよりも、そっちの方が興味ありますね。