”ひこうき雲の向こう側”にいたのは、ゲームをプレイしていた自分だった。
最後の最後にある演出で、アッとなった。
そこそこの数のエロゲーをプレイしていた俺は、恋愛観測をする側であり、ひこうき雲の向こう側にいた存在だった。
さかき傘さんというよりも、これは企画・原案である御影瑛路さんの意図したところなんじゃないかなあと予想しているが、あくまで予想にすぎない。
少し前に『君と彼女と彼女の恋。』という作品をプレイしていたんだけれども、俺はどこまで行っても「恋愛を観測する」人間であり、「ヒロインから『なぜ私を選ばなかったの』と糾弾される」人間ではなかったということにも気づけた。