翼は夢、そして空へ
主人公やヒロインたちは過去に何らかのトラウマや、苦い記憶を抱えていて、それをヒロインルートで共有、FCというスポーツを行っていく中で新たに出てきた問題を解決、接していく中で恋愛感情が芽生え、男女の関係が生まれつつ、最後には主人公とヒロインが精神的に大人になっていく。清々しい気持ちで終了。木緒なちの描く話はベタに面白いんだけど、あおかなが真っ当に木緒なちしているので、つまりこの作品は面白い、という至極純粋な気持ちでプレイ出来ました。
ストレートなまでの王道成長物語。どう考えても勝てそうにない、とかって作中では煽られている強大な敵が出てきて、そいつを倒すことを目指すって話、まあ普通に考えて最後は勝つんですよな、とは思いつつも、完全に感情移入していました。登場人物が悔しいと感じているのと同じように俺も悔しいと感じている。腸が煮えくり返りそうになっているとき、俺も同様に頭の中がグルグルと怒り心頭。特に明日香ルートでは顕著でした。良いエロゲー体験だったと思います。