これはひよゲーではない。若ゲーもしくはささゲーだ。(追記①あり)
素晴らしいの一言。個人的に今年の1位になり得る。
今年の1位はバルドスカイが妥当かなあと思っていましたが、考えを改めなければなりません。
色々と批評されている人がいますが、俺はシナリオにやられました。
超展開? 中二シナリオ? エロが少ない? 個別ルートは存在せず一本道?
そ ん な こ と ど う で も い い。
そう感じられるくらいにシナリオに引き込まれました。
やすゆきさんやヨダさんの絵、樋口さんやWHITE-LIPさんの音楽、これらも勿論素晴らしいと思います。
ベテランクリエーターの力をまさまざと魅せつけられました。
だけど、朱門さんのシナリオの前にはその素晴らしい要素が霞んで見えるくらいにシナリオがよかったです。
運び方、伏線、世界観、構成、どれを取っても名作と言えるんじゃないかと。
更に遊び心も忘れず、あのギャグテイスト。
楽しいことがあった後にはシリアス展開。
この”バランス”が非常に巧い。上手いじゃなくて巧い。
もう、読み手の反応を目の前に見据えながらに作っていたに違いない、そう思わざるを得ない朱門さんの”ワザ”が見られました。
そして、俺は初回限定版を買ったので澄みわたらない朝色キットもやりました。
もうね、突っ込んだら負けでしょうあの内容は。
エロシーン少なかったせいなのかなんなのか分からないけど、何気にシステムボイスがエロい。
特製シナリオ、なにあれ。
朱門さんはひょっとして本当にマジでコテコテの中二病シナリオを書きたいんじゃねーのか?と。
そしてみるくちーの歌とヨダverのムービー。
もうね、開き直って聞いたり見てたりしてました。
こういう特典も、作品評価に少しは影響しています。
クリア後で、とりとめもなく書いてしまったが、一先ずこれで締めます。
また書き足したり内容を書き換えたりしますが、とりあえず。(2009年8月2日午前1時)
追記①
朝色は企画・脚本・監督プロデューサーと作品の中核となる役職を全て朱門さんが引き受けています。
おそらく、クロノベルトのプロデューサー時の経験を活かしたのであろうと思われます。
つまり、朝色は「朱門さんが自由にやらせてもらえた作品」。
ありがちなルート制を排除し、1本道である。
エロを徹底的に減らし、シナリオを運ぶ(元々朱門さんの作品はエロ分は少ないが)。
大体これらがなんかがその代表例でしょう。
そして、これは「意欲作」だと断言出来るでしょう。(2009年8月2日午後5時)