泣きゲーの原点
Keyの代表作とも言える「冬」の街で起こる様々なヒロインとの出来事を描いたゲーム。もう20年近くにもなるゲームであるが、今プレイしても読みゲーとしては充分な地位を確立出来る出来である。いわゆる泣きゲーの走りとも言われている理由が分かった気がする。
話のテンポも良く、そこまで長くもないためプレイがしやすかった。ヒロイン達との会話に時折挟まれるギャグには笑みをせざるを得なかった。
以下、各ヒロイン総評を列挙していく
各ヒロイン総評
・月宮あゆ:本作の特徴である「冬」や「奇跡」等に最も近い個別√の内容であり話も感動的な仕上がりとなっている。ただし結末は人を選ぶ。
・水瀬名雪:話が良くまとまっており短くはあるが2人の愛情が伝わってくる出来となっている。演出が綺麗。
・沢渡真琴:安定した感動物語。名雪と同じく深い愛情を感じる。ラストは賛否両論あるみたいだが良い方向に捉えたい。
・美坂栞:美しいシンデレラストーリー。物語のテンポも良く感動出来る。
・川澄舞:友情がテーマかと思ったら意外と作り込んであるストーリー展開。かなりご都合主義的な結末であるが真琴√と同じく良い方向で捉えておきたい。
・倉田佐祐理:小話程度であるが普通に良い話で良くまとまっている内容。