シナリオ自体も悪くはないが、作中の完全少女論とナツノヒがあまりにも良すぎて、音楽に惚れたからこのゲームを買ったといっても過言ではない。
攻略は階段分岐なのでかなり容易に出来る。ただ、選択の表示が個別ルートに入るのか、そのまま共通ルートを進むのか分かりにくい箇所もある(えりなルート分岐と理恵ルート分岐)。
シナリオは、紗江子、有華、えりなルートに関しては特筆すべき点はない。強いて言えば、高校卒業までの経験人数が多いなといった感じ。何人かからヤリチンと言われていたが全くもってその通り。
架純ルートに以降は物語の核心に近づき、ちょっとSFチックになったが、スワローテイル自体は演出に使ったという程度で、メインではない。
シナリオ中に伏線が存在するが、もうちょっと隠してもいいのではないか。完全に伏線と分かるので、ラストに向かっての意外性がない、ちょっと物足りなく感じた。
音楽に関して言えば、完全少女論とナツノヒのクオリティがーあまりにも高い。感想を書いている時点で中古のアルバムがかなり高額になっているらしいが、納得できる。正直、ゲームそのものの評価よりも、音楽の評価の方が高くなってしまう。正規のルートでは音楽が入手出来なくなったのが悔やまれる。