アマツツミを超えてきた
とりあえず、思いついたことを書いておく。
グラフィック(20/20)
さすがとしか言いようがない。要所要所で主人公の顔を描くのは相変わらずうまいなと思う。あかりルートであかりを追って律が礼拝堂に入ったときの絵は美しいなと感じた(クライマックスにふさわしいな)。
シナリオ(35/40)
攻略した順に。
電話の悪魔にとってメアリーはミスキャストとか悪印象を持っているようであったが、ゲームを進行する上でやっぱり欠かすことのできないルートではあったと思う。ただ、律が最後に生き返る件が分かりにくい(だからこそ、考察ができるとも言える)。
赤錆姉妹のルートは他のルートと比べてハラハラ感(緊張感)が少なかった。ハッピーエンドなのは良いとしても、あまりにも都合が良すぎる。最後に、電話の悪魔があかりに何をしているのと突っ込まれていたがその通りだと思う、何をしているんだ。
小夜ルートはあかりルートに次いで読み応えがあった。救世主の力の核心に迫り、終業式の日に律がどういう選択をしていくのか面白かった。
あかりルートはこのゲームの核ということで、文句なしに良かった。ラスト(礼拝堂のシーン)は感動せずにはいられなかった。律視点の一周目でも十分な出来なのに、あかり視点の二周目でも泣かされた。
アマツツミを超えてくる、名作になるような作品だった。反面、赤錆ルートがストーリーとして残念だったのは否めないので、5点マイナス。
音楽(17/20)
全部で40曲程度のボリューム。Instrumentの曲もあり、多少重複もあるとしても、多めに用意されていた。曲数で見れば、アマツツミは超えている。
OPのアオイトリはイントロを聞いた時点で、名曲になると予感させるに十分だった。実際に通しで聞いてみて、やっぱり名曲だなと感じた。
二人だけのカーテンコールがゲーム中に流れた時には、話の中身と相まって泣かずにはいられなかった。ストーリーを邪魔することなく、ただそのシーンを盛り上げる役割を果たしていた。じゃあ、単独で聞くと平凡な曲なのかというとそんなことはない。
タビダチノトリはEDとして悪くないとは思う。一方で、アオイトリや二人だけのカーテンコールと比べると初めて聞いたときのインパクトが弱かった。ただ、何度も聞いていると結構味が出てくるなと感じた曲でもあった。
キャラクター(10/10)
特に不快なキャラがいるということもなく、みんなかわいいと思う。今回、純粋な黒髪のキャラがいないというのは珍しいなと感じた。黒髪は日本人(和風)を意識させてしまい、物語の舞台に合わないということなのかもしれないが。色味でいうと小夜が一番黒っぽいけど、黒髪キャラではないしなぁ。
公式HPの登場人物紹介なんて気にしていなかったが、読んでみると結構面白かった。あかりの趣味がオナニーなのは、明記されてしまっているのね。
システム(5/5)
システム面で特に不満はなかった。文字の速度の設定が結構難しい。
エロシーン(5/5)
割と実用的。本編上のエッチシーンよりも追加エッチシーンの方が面白い。
陥没乳首はもはや定番なのか。