お気楽ハーレムの皮を被った微妙にシリアスなお話、人を選ぶかも。BOXのコストパフォーマンスを考えた評価だとプラスしてもいいんですが単体ではこれぐらい
chapter3をどう捕らえるかによってシナリオの評価が大きく変わりそう
ハーレム系ドタバタコメディの皮を被った別物なんですよねコレ
プリンセスゲームなんてぶっ飛んだ設定なわけですが
登場人物達は実に真剣にこのゲームに悩むわけですよ
主人公の葛藤などはその最たるモノですし
また、ヒロイン同士の会話も時々緊張感が生まれます
そのせいで気楽にすらすら読めるところが少なかったですね
このためchapter1,chapter2とも素直に楽しめないことが多かったです
ここでは葛城、愛生にはかなり助けられましたね
この2人がいないと最後まで読むことが出来なかったような気がします
逆に、この2人だけでも辛かったでしょうね、そういう意味では
良いバランスなんでしょうねこのヒロイン構成は
chapter1、chapter2では「人を好きになる事」の過程が丁寧に書かれています
ただ、一部のヒロインにおいては「そのヒロイン個人を好きになる」という部分で
微妙に描写不足に感じるようになりました
主人公が「人を好きになる事」を受け入れる過程が丁寧なだけに余計に気になりました
chapter3は個別ルートの皮を被ったプリンセスゲームとプリンセスの話
多分ライターの書きたいことはココに固まってる気もします
よってここでどういう印象を受けるかで評価もがらっと変わりますね
シナリオ的には枝絵留がメイン、愛生、葛城も重要なキャラクター
chapter3は全キャラ面白い展開でした、最初のゲームの印象と全く違いますがね
枝絵留を最後にするとより楽しめるかと、chapter2から扱いが違います
問題点は舞台の裏側がさっぱり見えないこと
伏線は幾つもあるんですけど回収されていないモノもあります
まあ、プリブレやれって事でしょうかね
そして、個人的にchapter1,chapter2を進めるのが辛かったこと
微妙に殺伐としたムードになることが多かった気がします
ハーレムもののまま楽しもうとすると結構辛い作品だと思います
一度リセットしてシナリオのライター通り泳いでみたら楽しくなるかも知れません
個人的にchapter1とchapter2があわなくてちょっと損した気分なので75点ぐらいで
(追記という名の蛇足)
エロは主人公がショタ系なのか設定のせいか受け系が中心
最近は微妙に流行ってますが嫌な人は嫌かも知れません
私はこっちが問題ない(むしろ好き)なので受け入れられましたが
まあ、加点に入らないぐらい薄いシーンばかりなんですけどね