登場人物に寄り添えない
点数からそれなりに期待していたので少し肩透かしを食らったような気持ち。シナリオゲーではないしキャラゲーでもない何か。
登場人物の気持ちにもいまいち寄り添えないまま気づいたら終わってしまった。登場人物が悪い意味で作り物っぽく、人間味が感じられない。目の前の出来事に対してそれしか思うことないの?って感じるシーンがちらほら。はっきり言って不気味。他のレビューでよく見た単語で言えば無機質。そのせいか死生観なんて伝わってこない。いや、明穂ルートのエピローグを見ると、こんな結末にしてるんじゃ死生観を描くつもりなんてそもそも無かったんじゃないかとも感じられる。この作品の死生観POVは自分には少々疑問符。
委員長エンドの続きが一番見てみたい。残された主人公を支えようとしていたのは委員長ではなかろうか。