想像以上にあっさり
幽霊と幽霊が見える人間が学校で一緒に過ごす話。と言っても学校で皆で何かをするとかそういうシーンはほとんど無い。作中でも言及されていたように亡くなった人が幽霊として残り続ける相応の理由があるわけで、そこらへんが個別ルートの転の部分になっていた。
杏ルートは唯一幽霊が見えないヒロインの話で面白かった。作品のタイトルから察するに本命はまつりルートなんだろうけど、由梨さんがカッコよかったって印象が強い。
死生観がテーマだと思っていたけれどその要素は想像していたよりも少なかった。もっとシンプルに、人間だった頃のどんな事が心残りでいま幽霊として存在しているのかを描いた作品のような気がした。
しおりモードみたいなああいう後付けで作り手の思いが垣間見れるのは好きですね。