ういんどみる作品の要素をつめた集大成
現代世界における「魔女」というファンタジーをういんどみる作品で出てきた設定で組み上げ、「e-mote」のような新しい技術でADVに新しい感覚を刻み付けた作品です。
設定については、魔女が出てきますが「祝福のカンパネラ」のような別世界ではなく、「はぴねす」のようなコテコテの学園モノに魔法が付属したものとも違います。魔女が存在する世界はどうやれば現代に矛盾無く存在できるか、という点を突き詰めていった結果が今作の舞台背景となっています。
登場するキャラクターはいつものういんどみる作品のキャラクターです。つまり萌えます。メインヒロインだけでなくサブキャラにも萌え要素が詰まっています。確実にファンディスクが出てくるだろうし、攻略キャラクターが増えると見込んでいます。てゆうか妹ちゃんを攻略したいのでファンディスクで出してください!
音楽もいつものういんどみるです。ボーカル曲は「祝福のカンパネラ」と同じくツインボーカルとなっています。アップな感じのいい曲だと思います。ツインボーカルは賛否両論の分かれるところですが、私は大好きです。この作品の世界観にすんなりのめり込むことができるので、一度聞いてみてください。
インターフェイス、外観はういんどみるらしく親切なところがたくさんあります。また、「次の未読か選択肢まで飛ぶ」という機能があり、選べるところにボタンがあるというのもよいです。特定のヒロインのルートに入れない場合、セーブ、ロードという作業が延々と増えてしまうので、そのあたりをスキップできるのは助かります。案外実装されていないゲームがありますが、さくさくプレイしてゲームを楽しむためにも個人的にほしい機能です。
e-moteですが、これはグッドです。これからどんどん導入して欲しいです。低スペックの方には痛いかもしれませんが、なんといっても立ち絵の動きが可愛いです。他のADVでは立ち絵がくるくると切り替わり見た目を楽しませてくれる作品があり、それも味があっていいのですが、e-moteは立ち絵の魅力が今までのものとは段違いに上がります。ういんどみる作品だけでなくゲーム界のデフォルトになってくれると有難いですね。
絵良し、テキストはさくさく読めボリュームは多くない、音楽もいい作品なのでオススメです。