ハズレルートのない,よいコメディ作品。フルプラの割りには少し短いのが気になるか。
メタネタとキャラ押しで笑いを提供してきたASa Project。
今作もその例に違わない作品だと思われます。
夏芽ルートは,主人公がエロゲの主人公らしからぬアグレッシブさを見せて,なかなかに好印象。
エッチなお姉さんが好きなら,キャラ的にも問題ないと思います。イチャ重視シナリオ。
りさルートは,もうすべてがギャグ。付き合い始めるところまでギャグだというところは吹いた。
ルートに入ってしまえばちゃんと可愛い彼女してるので,ある意味びっくりさせてくれます。
両論あるみたいだけど,イナゴのくだりは,個人的にはあまり支持できないかな。
桜ルートは,始まるまでは何このレズっ気要因,やめてよーと思ってましたが,ちゃんとかわいいし,千乃がしっかりルートに絡んでくるので,「ひとつ飛ばし」のコンセプトが生きているいい例だと思います。
イチャとギャグのバランスが一番いいのはこのルートかも。
碧里ルートは,紅との「ひとつ飛ばし」がしっかり描かれる,少し「読ませる」ルートかもしれないと思いました。
ただ,イイキャラしてるのは変わりないので,良い感じなのは変わりないですね。紅かわいいよ紅。
まぁ,あえて「ひとつ飛ばし」で飛ばされた妹や幼なじみを攻略させて欲しいとは思わないかなーという感じですね。そういうのは食傷気味というか,イチャやらギャグは別のキャラで十分に出てきていると思うので。
ただ,プレイ時間が短いのは気になりました。従来のフルプライスから,ほんの少し値段が上がっているのに,テキスト量は減少しているような気がしてなりません。
また,システム面には相変わらず課題が残るブランドです。動作がもっさりしてるし,ボイスの再生が少し遅く,早くクリックしてしまうと再生されないという問題を抱えています。