言うほど悪くない,妹萌えゲーム。ただ,伏線の回収は十分とはいえない。
原画は問題なく,武藤絵のキレイさが目立ちました。
ストーリーは,伏線の回収に不十分な点が残りましたが,一応の水準はクリアしているように思われます。
・美優樹√:美優樹かわいいよ美優樹,というルート。最後の写真をみてあれ?と思わせるために布石か。
・千毬√:犬っころのような千毬を堪能するルート。ただ,千毬の両親がナゼあそこにいたのか,なにをしていたのか,は一切明かされないという不十分さが残ります。ここでうまく説明できていれば,ミータ√で生きたのになぁ,途中で投げたのかなぁと。
・あやか√:ツンデレ娘かわいい,というルート。ただ,スメラギ財閥が,あやかの祖母が何をやっていたのかが明かされないため,不十分です。ここが書かれていないから,説明的にはいらない子になってしまっている……
・ミータ√:真ルートとして上記全員をクリアした後に出てくるルート。謎が明らかにはされないところがあります。なぜ式典の時に雪が降ったのか?
合理的に解釈すれば,
・兄妹の両親と千毬の両親は,あやか祖母のもとで,気候を操作するナノマシンを開発して,ドーム内で実験を行っていた。
・実験の制御に失敗し,ナノマシンの流失が生じ,暴走して豪雨災害を招来した。
・ミータは,ナノマシン技術を活かして活動しているため,市内に残留したナノマシンを操作することが可能だった。
・千毬の両親は,ナノマシン制御により,ミータの部品疲労を修繕した(?)
ということなんでしょうかね。
うーん,惜しい。
でも,ミータ・真幸と,美優樹はかわいいよ。それで十分。