頭空っぽの方が
夢詰め込めると言った感じ。「はぁ~また黒石かよ」と言う悪い方向での予想はだいぶ(100パーではないものの)
覆りました。
概要
能力的には格差婚(と妻が思っている)家庭が舞台。夫の出張が決まり一人で留守をしていたところ、ちょっと
した油断から隣人の大学生にレイプされ
・お願い、抱かせてあげるから黙っていて→思いのほか気持ちよくて和姦不倫へ
・お願い、写真は撮らせてあげるから黙っていて→写真ばら撒かれて様々な男性と関係し女神開眼
のルートとエンドに進みます。
良かった点
・黒石絵
誹謗中傷になるからもう評価はするまい…と思っていた先生の絵ですが、今作は凌辱色や淫乱色が強くて
意外と合ってました。フェイスは相変わらず崩れてるけど、ほとんど白目のガンギマリ顔や顔面崩壊レベルの
アへ顔が多めなのでここは気にならなかった。後半の絵は比較的安定していて、身体の描写も着衣エッチが
良く描けていて悪くない。
・セックス描写
エアコキ、エアフェラ、エア挿入と悪名高いメーカーですが、今回はしっかり棒を描いてます。童貞を
殺すセーターで着衣パイズリもあるし、かなり頑張ってる。
・声優さん
割と幼い感じがグッド。妻って感じではないかな~とも思ったけど、世慣れてない若妻としては適役。
・ボリューム
一つ一つの描写は短いけど、和姦不倫ルートと女神様ルートの二つが両立出来てるくらいはボリューミー。
女神様ルートはかなりポイント高かったのでこの点は感謝。
・女神様ルート
陰キャヒロインにとっては救いだった…のかな?騎乗位セックス中「私、重くない?」→「重いけど
豊満で良い」と言われて、昔だったら恥ずかしかったのに今では普通に嬉しいと言う心理描写がちょっと
来ました。この辺はづか氏節。
微妙な点
・ヒロイン
自己評価が低い状態でレイプされ女として目覚めると言うパターン。個人的には「私の価値はもう女としての
身体しかないんだ」で女神様ルートに入ってくれたから評価してますが、不倫ルートは鼻につくかも。
内面描写はやや弱くて、仕方ないけどこのせいか頭も弱めに見える。類似作の人妻セックスの
ヒロインと比べると責任も取らないしやや魅力には乏しい。
・間男
性欲魔人系レイプ魔(あるいはレイプマン)。この強引過ぎる間男と上述の自己肯定感0ヒロイン、
後述の意志薄弱夫のせいで、NTR感が薄い要因になってる。他の間男は不潔、チャラ男、やらせてくれると
聞いた童貞っぽい男とバラエティー的には悪くない。
悪い点
・夫
仕事は出来るし妻も大事にする良い男…と見せかけて、女子社員の痴話話に入り込んで妻に買うための
ケーキの相談をしたりそれも妻の好みを考えない一方的なものだったり「大人の発達障害なんじゃ?」
と言う感じの会社員。バレしても問い詰めないほど意志薄弱で作中通じても半分くらいしか登場せず
影が薄い。女神様ルートに夫視点がないのも遠因だが…。
・NTR感薄め
短い夫視点のみ。しかも、バレがあるのは不倫ルートだけで、見て見ぬ振りエンド。ここだけに期待してると
厳しいかもしれない。
総評
黒石氏の使い方を誤らなかったと言うのが第一印象。過去作の愛する妻と~も乱交セックスは悪くなかったし
過激でフェチな描写では能力が高い方です。かん奈氏だったらもっと可愛く描いてくれたろうけど、
人妻セックスと区別するなら過激に寄せた方が良くてこの作品では適任だったと思います。
づか作品としてはレイプがきっかけとは言え、得意な明るいビッチな女性に寄せることが出来ていて
こちらも高評価。欲を言えば夫視点で女神様になった妻を見届けていればNTRとしても完成していたの
ですが…ほぼ更新もなくなって期待薄なもののfantiaでそこの続編を描いて欲しいな…。
おんぼろ氏も抜けて暗黒時代に入ってるアトリエさくらですが、ここに来て台風の目になってくれましたね。
ヘンに奇をてらうよりは基本に立ち返って得意なジャンルで回した方が良さげな気はしました。