学園売春モノの金字塔
と言っても過言ではないでしょうね。キャラの立ち具合からストーリー、システムまで総合的な
評価で本作を超えるのはこのジャンルでは今後出ないと思います。
良いところはキリがないので、少々ネガティブな（ただし、マイナスではない）部分を上げると、
まず共通部分が気になるかな…。差分の使い方は上手いのですが、ちょっと冗長で中だるみ
気味なシーンはあり。ただ、売春回数の多さはそのままキャラの魅力にもつながっているので、
必要ではないとも言いきれない側面はありますが。あと、CG集や漫画的な吹き出し入り台詞は
とても画期的ではあるけど、PCによってはやや重いかも。RPGやアクション以外でロード時間を
感じるのも珍しい。まぁ、これは仕方がないと思います。
女の子は基本的に全員良い子で、脅迫されて調教→一度お客を取ると仕事に対しての意識が
目覚めて本格的な売春婦へと言う流れがほとんどです。唯一、優莉だけは実家の経済事情から
売春を進められて自ら身体を売ると言う流れを取ります。従って、優莉以外で「身体をお金に
換える背徳感」を感じるのは難しく、その辺を期待してプレイすると肩すかしを食らう可能性が
高いです。調教を行う主人公の時沢は、女の心を犯すことを売春の醍醐味としているので、
これが合うならむしろ単なる換金行為としての売春よりは萌えるかも。
個人的にはやはり、お金を意識して自ら身体を差し出すことが売春モノのセールスだと考えている
ので、優莉ルートが頭一つ飛び出てる感じ。あまり調教師とイチャデレは好きではないのですが、
売春をさせつつご褒美として愛でると言う寝取らせ的な興奮もありおススメ。あとのキャラも
素晴らしいので、プレイ中に飽きると言うことはありませんでした。