丁寧に作られたバカゲー。のこしょーい!のこしょーい!
キノコが嫌いなせいで主人公のアレも嫌いになったヒロインとエッチな特訓をするアドベンチャーゲーム。
所謂抜きゲーってやつです。
街中がきのこだったり、何やら壮大な歴史はあるものの基本は恋人同士まったりラブラブな日常が描かれています。
でそこに主人公の父親が程よいアクセントになっています。
プロレスの技の説明がイラスト付きで挿入されていたり、父親が絡むシーンは笑わせてもらいました。
そしてもうひとつの特徴はボイス。
セリフに表示されないテレビのアナウンサーや教師の声などが流されていて思わず聞き入ってしまいました。
そういえばこれはシュガスパでも健在でしたね。
エンディングもキノコだったり、アイキャッチもキノコだったり、そして極めつけにオマケにキノコノベルがあったり……。
最初から最後までキノコづくしのゲームでした。
しかしバカゲーとしては丁寧に作られていて好感が持てるのですが、肝心のエロシーンが……。
ぎん太さんのHCGは透明感があってすごく好みなのですが、テキストがよくない。
非常に淡白といいますか、あっさりしているといいますか……エロくもないしそそられもしない。
エッチな特訓と称して色々なイベントはあるものの、放送室での悪戯くらいしかこれはと思うものはありませんでした。
そしてそれもこのエロシーンの中ならまだ……というレベル。
一応エッチな特訓をメインに据えているのだからここは頑張って欲しかったです。
せっかくのCGがもったいない。
こういういい意味で馬鹿馬鹿しいけれど丁寧に作られた作品は好感が持てますが、エロメインの作品として評価するとこれくらいの点数で。
たまには肩肘張らずに楽しめる、こういう作品もいいなと思います。