えっと悪くはないんです。悪くは……。
という煮え切らない感想しか書けません。
※ここから批判ばかりです。ご注意ください。
まず、早く物語を読み進めたい!という気になりませんでした。
何というか地味。地味だけど心に残る作品ではなくて地味だしそんなに心に残らない。
話の性質上仕方ないのかもしれませんが、登場人物に感情移入しにくく魅力が感じられません。
また作中に伏線がちりばめてあるのですが、プレイ時間が長いため終盤になるとどうしてもダレてしまい、終いの方は伏線回収に驚くことも無くさらっと流して終わってしまいました。
長いので伏線回収前にダレてしまうというのは『シンフォニックレイン』をプレイした時の感想に似ていますね。
考察価値があるシナリオのようですが、引きつける魅力に乏しいため考察したいという気にもなりませんでした。
『忘れものと落し物』が良かったので予約して購入しましたが、若干期待外れ感はあります。
ただ丁寧に作られていることは分かるのでギリギリ良作としました。
ちなみに予約特典の文庫本の感想は……まぁオマケならありかな。
こちらも特に気に入った話はありません。
強いて言うなら、市川環さんの『二十一番目の喪失』は透明感があってなかなか良かったです。