白々しい
いきなりですが想像してみてください。
援交親父がさんざんヤッた後で「君は何をしているんだ。もっと自分の体を大切にしなさい」と言うところを。
お前が言うな！と思いませんか。
私がこの作品に抱いた感想もまさにそれでした。
今まで鬼畜だった男がヒロインとの出会いにより徐々に成長していく……はぁ？
主人公の正論は「まさにお前が言うな」状態。
こんな男に正論吐かれたところで茶番劇にか思えません。
しかもその鬼畜具合も中途半端。
そんなこと（ヒロインとの出会い）で改心するくらいなら初めっから鬼畜を名乗るんじゃない。
複雑な家庭の事情があったから？甘えるんじゃない。
またヒロインもおつむが緩い子ばかりでイマイチ。
理奈は極端なお嬢様。性知識はないくせに出会い系には登録すると言うのに違和感が。
それと彼女のシナリオではバッドEDに近親相姦があるのですが、個人的にこれはやめて欲しかったです。
私が父娘の近親が大嫌いというのもありますが、それよりもこの展開に唐突感があり無理して入れたような違和感がありました。
次いで芽衣も唐突な近親相姦バッドEDと危機感の無さにイライラ。
そして栞。このヒロインは最後まで意味不明でした。
彼氏とは清い関係でいたい、でも主人公とはエッチしたい……アホか。
最後グッドEDで祐二に捨てられた時は清々しました。まぁ祐二もいい奴とは言い難いんですけどね。
このシナリオ、ヘタレ受け身主人公と幼馴染に対するアンチテーゼでもあるのかなーと思います。
受け身主人公はうかうかしているとこんな風になるんだぞーみたいな。
そうはいっても栞の思考回路は私には理解不能ですが。
ただCGだけは良かった。
ビジュアルが一番好みなのが一番嫌いな栞と言うのは何だか悔しいですが、これだけは素直にいいと言えます。
HCGは崩れているところもあるんですが妙にエロい。
ただ胸のガードが堅すぎますね。
思いの外きつい感想になってしまいましたが本当に期待してたんですよ……。
鬼畜主人公で純愛は無理だろうと思っていたのですが、それでもこのサークルならやってくれると期待したのですが。