瑞穂ちゃんの性別？→お姉さま
お祖父様の遺言に従い聖應女学院（せいおうじょがくいん）へ転校することになった、鏑木 瑞穂。
眉目秀麗な瑞穂ちゃんの行動は周囲を魅了し、本人の思いとは裏腹に、気づけば学園みんなのお姉さま！
男でありながら女生徒として生活しなくてはいけない。
そんな葛藤に頭を悩ませ、打ちひしがれている彼女（彼）を微笑ましく見守りたくなるのがこの作品の魅力。
シナリオに大きな起伏は無いけれど、魅力溢れるお嬢様達（主人公含む）の学園生活は、
王道な学校行事を挟むことで、飽きることのない日常として読むことが出来る。
「男の娘」というジャンルを確立したであろう今作は、
2014年現在までに出続けた、同ジャンルの他作品に埋もれることなく今尚輝き続ける一作。
◆年間行事
5月：瑞穂ちゃん入寮
6月：エルダー選挙（驚異の得票数82%を叩き出し、瑞穂ちゃんがエルダーに！）
7月：プール授業（生理×2・幽霊の謎の力で解決）
8月：夏休み（緋紗子先生で性処理）
9月：緋紗子と詩織（音楽室の幽霊）の過去
10月：生徒総会（奏のリボンは風紀に問題あるか否か）
11月：演劇（ロミオとジュリエット=瑞穂と貴子）
12月：生徒会主催のダンスパーティー
1月：映画鑑賞
2月：聖バレンタインデー
3月：卒業式
◆キャラ別感想
・鏑木 瑞穂（かぶらぎ みずほ）（宮小路 瑞穂）
主人公。エルダー・シスター（一番上のお姉さま）。
容姿端麗。運動神経抜群。頭脳明晰。
嫌味な所がない完璧なお姉さま！
・御門 まりや（みかど まりや）
従姉で幼馴染。陸上部（短距離種目）。
主人公が襲われちゃうので、個人的には好きじゃない。
海外留学している間に、貴子さんとのカップリングが出来てたら痛快だった。
・十条 紫苑（じゅうじょう しおん）
前年度エルダー。病弱。
シナリオの完成度は一番高い。
紫苑さんのお見舞いシーンは予想はついてても胸が温かくなるお話。
・厳島 貴子（いつくしま たかこ）
生徒会長。ツンデレ（4:6）。
個別ルートに入ってからのデレ具合、最高です。
頬を膨らませて「うーーーーー………」と唸る姿は悶死。
・周防院 奏（すおういん かなで）
後輩。演劇部。
・上岡 由佳里（かみおか ゆかり）
後輩。陸上部（長距離種目）。
ハンバーグ大好き。
瑞穂ちゃんの正体知って受け入れられない気持ちは理解できるけど、葛藤が長い。
・高島 一子（たかしま いちこ）
22年前の幽霊。
◆おまけシナリオ
高根 美智子（たかね みちこ）（クラスの受付嬢）×小鳥遊 圭（たかなし けい）（演劇部部長）の百合H。
演劇の細工の正体。
鼻血を出して倒れている貴子→閉鎖された女子寮を舞台に犯人探し。
◆絵
立ち絵（特に全身赤くなるの）は可愛いが、CGの出来は至極残念。
構図やキャラの大きさおかしいだろ。
SD絵は流石ヨダ氏。
魅力溢れる奇抜さ（褒め言葉）で笑わせて頂きました。
◆エロ
貴子さんの黒ストパンツや紫苑さんの黒い下着に興奮はしたけれど、残念ながら実用性は0。
◆システム
既読スキップ判定が微妙に不親切。（既読済みなのにスキップ不可とか）
全スキップが近くにある為、間違いないよう注意が必要。