フトゥーに面白い。フトゥー?フトゥーはフトゥーだよ。
女装主人公ゲームの代表作の一つ。
有名な女装主人公たち(如月 修史/鏑木 瑞穂/和久津 智/大蔵 遊星)と一線を画す点は、
「周囲に女装がバレないよう学校へ潜入」…ではなく、「演劇のヒロインとして女装する」という点が挙げられる。
その為、他のヒロイン達に女装がバレないよう学園に溶け込み、葛藤する姿に期待するのはNGだ。
(見た目はヒロインに負けじと可愛いんだけどね)
物語のメインはあくまで鳥羽莉。
鳥羽莉の願いは大好きな胡太郎と演劇をし、その思い出を胸に一人生きていくこと。
永遠の命を得てしまったヒロインと、普通の人間である主人公。
いつか失ってしまう悲しみを背負いたくないから突き放す。
死生観モノとして、やり尽くされてる感はあるけど、それでも切なさを感じて好きな作品。
◆キャラ別感想
・兎月 胡太郎(とげつ こたろう)
本作のメインヒロイン。
間違えた。
演目「月の箱庭」のヒロイン。女装主人公。
行動力あり。鈍感ではない。(気づいているけど気づいていないフリはする)
・白銀 鳥羽莉(しろがね とばり)
双子の妹。演劇部の部長。ツンデレ(8:2)。
表面上はツンツンしているけど、内心は主人公にベタ惚れ。
幼少の頃、朱音を装って胡太郎とえっちぃことをしたのは秘密。
周囲の人間(主人公含む)から自身の記憶を消して、数年後に主人公と再開→共に生きるENDは、個人的にはイマイチ。
・白銀 朱音(しろがね あかね)
昔は病弱だったけど、誕生日に転化(吸血鬼になること)を迎えたことで元気に。
病気が原因で鳥羽莉と学年が違うし、日常場面でもだらし無い姿が目立つけど、お姉ちゃんなんだよね。
感情の赴くまま色々とおバカな行動をするが、その実、洋書読みまくったり、舞台劇の脚本を手掛けたりと聡明。
個別√の舞台では、双子ならではの役者交代→それに主人公だけが気づくの流れが好き。
・花葉 千佐都(かよう ちさと)
幼馴染。委員長+眼鏡。巨乳。
テンプレ系のキャラで魅力は今ひとつ感じられなかった。
鳥羽莉との決闘で善戦(結果は負けだけど、吸血鬼の力技を使わせた)した点が一番の見所か。
あと演劇欠席してクラスの喫茶店に出た点が唯一、主人公の行動として不満を感じた。
・由希 せせり(ゆき せせり)
後輩。ぼくっ娘。
胡太郎に告白して振られたけど、健気にアタックを繰り返す。
おたふく風邪(笑)で演劇に出られなくなった鳥羽莉の代役を務めるも、肝心要の見せ場である演劇が全面カットされたので印象は薄い。
むしろおたふく風邪姿の鳥羽莉が見たい。
・秋名 涼月(あきな すずつき)
ツンデレ(10:0)。後輩。
珍しきツン度100%(ツンデレじゃないな)
近親相姦ネタ、人形のような永遠の美しさに焦がれたりとキャラは立っていたが、デレない系ヒロインは勘弁。
名前と苗字は絶対逆だろw
・弓曳 火乃香(ゆみひき ほのか)
有能メイド。巨乳。秘密のぬいぐるみ部屋。
演劇から一番遠い存在故か、属性的に好みだけど、キャラも話も特筆する点は無し。
◆月の箱庭
鳥羽莉のifストーリー。救済√。ご都合主義END。
まぁ色々言われているようだけど、個人的には好きだよ。
屋敷に住み着いている黒猫(夜→night→ナイト)の力で、胡太郎の望み(鳥羽莉の気持ちを知る)が顕現。
月の箱庭の演劇にて、鳥羽莉が胡太郎に想いを伝えるだけだとダメだから、血を飲ませて吸血鬼化。
お互いに永遠の命を得て、結果的にHAPPY END!
鳥羽莉√が切なかっただけに、心から幸せになれる未来が見れて個人的には満足や。
◆絵
多少、昔のだなと感じるが美麗なCG。
立ち絵も2パターンあって良し。
ちょっと驚く場面の立ち絵の表情が、深刻そうな顔つきで笑ったw
◆エロ
女の子から攻められるシチュ好きな人なら…。
双子が成長止まっている為、貧乳ロリ体型なのが残念。
私の趣味趣向とは合わなかっただけで、使える人は使えるであろう。
旧スク使用してた点は評価!←
◆システム
最低限必要なのは揃っている為、特に問題はない。