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isoisoさんの千恋*万花の長文感想

ユーザー
isoiso
ゲーム
千恋*万花
ブランド
ゆずソフト
得点
84

一言コメント

常陸茉子は神。むりこぶ絵じゃない小春は、背景のモブにも劣る。出直して来い、な?

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

ゆずソフト=むりりん、こぶいち。
どんな良作だろうと、この等式を崩したら駄目。
別に小春の絵師(名前知らないけど)が嫌いって理由じゃないんだ。
絵も上手いと思うし、他のブランドで出てくれる分には全然構わないよ。
ただ、ゆずソフトには絶対要らない存在。
塗りをゆずっぽく染め上げて、一つの作品としてまとめようとしているのは分かる。
分かるけど、それはやっぱり不純物でしかなく、
例えるなら、エルフの中にオークが紛れ込んでいるような、そんな存在なんだよ。
今作はシナリオも申し分なく、歴代ヒロインに並ぶ存在(常陸茉子)も現れ、非常に満足のいく内容であったが、小春だけが唯一心に引っ掛かった。
次回作では、従来通りの体制(むりりん、こぶいち)で頑張って欲しいところ。
むりりん、こぶいち絵が好きだから、ゆずソフトを買い続けているのであって、それは絶対に崩して欲しくないなぁ。


以下、シナリオ要約と合間に感想。

◆共通
主人公(有地将臣)は、祖父(鞍馬玄十郎)が経営している温泉宿(志那都荘)の手伝いで、母の実家のある穂織の町へ。
数年ぶりに会った幼馴染のお姉さん(芦花姉)と共に、祖父に挨拶をするべく春祭りで賑わう神社へ行くが、そこに奉納されている御神刀を折ってしまう。
ムラサメちゃんの登場→建実神社の神主(朝武安晴)から刀を折った責任として、娘の芳乃との結婚を言い渡される。
なんて羨ましい展開だよ、私も叢雨丸をへし折りたい。
春祭りは、数百年前の戦乱の世、祈祷で授かった御神刀(叢雨丸)で妲己(仮名)を退治し、その勝利を祝ったもの。

翌朝、芳乃の油断しきった寝ぼけ姿が可愛い。
脱衣所に洗濯へ行くと、突如背後から生おっぱいを押し付けられての尋問…。このヒロイン超好み。
時代錯誤な忍者の紹介に衝撃を受けるも、背中に当たる生乳の感触の方が遥かに重要で、その姿を目に収めることが出来ないまま、当て身で意識を失ったのは至極残念。
芳乃の頑なな態度による重苦しい朝食を済まし、境内の掃除をしていると、迷子の子供(龍成)を探すことになる。
山道で泥の獣に襲われ、ムラサメちゃんから子供は無事見つかったことを知らされて昏倒。

山道で襲ってきた祟り神は、妲己が残した呪詛が原因。
穂織の地がイヌツキと忌み嫌われているのは、呪われた姫(獣耳が生える)を奉る、呪われた土地の所為。(呪詛が暴れまわり大勢の死者を出した)
安晴が婚姻関係を持ち出したのは、対等な友人のいない芳乃と良い関係を築いて欲しかったから。
二人の女の子に祟り神を任せるのは男が廃るってことで、救援に行くもチームワーク皆無の中、なんやかんやで一刀両断。
しかし芳乃の袴も一緒に両断し、おパンツ様と予想以上に深い谷間を拝見、眼福でした。
一緒に卵焼きを作り、お砂糖を入れる入れないで争い勃発からの、婚約なんて認めません宣言は良いオチだった。

鵜茅学院登校日。
学院の制服に身を包む、芳乃と茉子の二人共可愛い。
祟り神との戦いで、自身の力が及ばないことを実感し、祖父へ身体を鍛えてもらうことになる。
その伝え方(俺を男にして下さい!)が完全に男色のそれで、そりゃ祖父も勘違いするわ。
ムラサメちゃんに起こしてもらう羨ましい毎朝。
胸(骨)を揉んだ?のを根に持ち、許してもらう代わりに頭を撫で、幸せそうに顔を緩ませるのが可愛い。

祖父に新しい従業員の案内を頼まれ、茉子にも同行してもらう。
道中、一緒に鮎の塩焼きを食すが、頬に付いた皮を取ってもらったり、髪を掻き上げながら、こっちの鮎を食べる不意打ちにドキドキさせられっぱなしで、思わず顔がニヤニヤ。
レナと激しく衝突するが、ゆずソフト歴代ヒロインの中でも一番大きいんじゃないだろうか?と思える、おっぱいクッションで事なきを得る。
礼儀正しくも、日本語を微妙に間違えるレナの言葉使いは微笑ましい。
祟り神の出現に伴い、芳乃の耳が立つが、その時の反応が妙にエロい。
鍛錬の成果が運良く発揮され、日頃の寝坊や授業中の居眠りなどに理由を知った芳乃は、主人公に土下座。
今までよりも一歩踏み込んだ友達関係として仲が進展した。
にしても、ヨロピクにちゃろー☆ていつ頃の言葉だろうか…?(完全に死語)

祟り神を倒した時に落とした鉱石の欠片を、代々陰陽師で開業医の駒川みづはに調べてもらう。
穂織の地で起こった昔話は、朝武家の跡目争いが原因で、妲己に拐かされた兄が隣国に担がれ攻め入るも討ち死に、死の間際に呪詛を振りまき現在に至ることが判明。
朝武に掛けられた呪詛は、早死の家系で女の子しか授からず、子供も一人のみという縛り。
芳乃との距離感が縮まり、彼女の方から歩み寄ってくれるのが顕著に表れ嬉しい限り。

休日、皆で遊びに行こうということで、レナは和装(脇がセクシー)に着替え、甘味処(田心屋)へ。
芳乃との魚釣りは、無邪気にはしゃぐ姿が可愛く、魚のヌルヌル表現が無意識にエロい…。
茉子と山菜採りの最中、巣から落ちた雛鳥を見つけ元に戻すが、基本的に万能な彼女だが、忍者なのに高所恐怖症というギャップで可愛さ引き立つ。
ムラサメちゃんの捜査報告で新たな鉱石を発見し、みづはの元へ向かう道中、ムラサメちゃんに芳乃の耳が見えるレナも同伴。
しかし、神具無しの状態で山から下りた祟り神と遭遇し、神力を主人公の身体に宿し(ムラサメちゃんとキス)何とか撃破するも昏倒。
鉱石の欠片の正体は、呪詛の憑代が返され砕け散ったもので、元の形に戻すことで呪いが解ける可能性が浮上。
レナがムラサメちゃんの姿が見えていた理由は、祖父から貰ったお守りの石(憑代の欠片)をずっと持っていたから。
廉太郎からの見舞いの品(エロ本)をレナに見つかり、ファッ禁な本です!これは見てはいけませんと自分に言い聞かせながら、次々とページを捲る姿に思わずニヤニヤ。
木の上の子猫を助けようとする茉子だが、そのまま一緒に落ちてしまった所をお姫様抱っこの形で主人公が受け止め、顔を真っ赤にして手で覆う恥ずかしそうな姿が凄まじく可愛い。

朝目を覚ますと、寝間着姿の芳乃と絶賛同衾中。
ムラサメちゃんと茉子に朝チュンとしか言えない現場を見られ、お約束のように弄られる。
芳乃の夢遊病のような現象は、憑代に身体を乗っ取られたから。
それを利用し他の憑代の欠片を集めようと提案するムラサメちゃんだが、数十体の穢れが集まり皆脱兎。
合体して強力な憑代となった穢れを、連携攻撃で無事に撃破し。
残り一欠片は主人公の魂に溶けており、そちらも回収することで、憑代は完全体となる。
呪いから解放されたことで、主人公が穂織の地に留まる理由も無くなり、生まれ故郷へ帰るかの選択で個別ルートへ。


◆常陸茉子(ひたちまこ)
朝武の家に代々仕える従者。
芳乃との婚姻関係を解消し、茉子を家へ送り届ける道中、主人公の胸中(婚姻解消したのはちょっと勿体無かった)を明かした代わりに、彼女の乙女の秘密(恋をしたい)を知る。
魅力的で可愛い女の子と本心を伝えるが、結果的に褒め殺しになってしまい脱兎。
独自の少女漫画知識を駆使し、これは『キュン……っ』じゃない、集中線のドキドキ!っていう自己分析に笑った。
主人公の提案によって、ふと舞い降りた茉子の休日。
忘れ物を届けに彼女の家へ訪れると、部屋に通され手厚いおもてなしを受ける。
この世話焼きっぷり、母親の血を色濃く受け継いでいるなぁ。
そしてお風呂上がりにアイス片手で、パンツ一枚の茉子がふすまを開けて、幻覚を見たと現実逃避。眼福ありがとうございます!
常陸家が朝武家に仕える理由は、家督を継げず、逆恨みをして争いを起こし、呪いの原因を作った長男の血筋だから。(いわゆる分家)
お互いの好みのタイプを聞き合い、共に自爆する展開に頬がゆるみっぱなし。
憑代の前で、先祖の呪いが解かれたことで、朝武に仕える道具としてではなく、人間として生きたい、恋をしたい望みを願ったことで、呪詛が発動。
子犬となってしまった茉子は、誰にも気付いてもらえず、主人公に抱かれて朝武家へ。
泥だらけになった子犬の身体を洗っていると、突如として元に戻り、画面いっぱいのモザイク。
ここまで女性の秘部をアップにしたシーンは、エロゲ数百本やってて初めてだ。
お互いの大事な部分を間近で見てテンパるも、目が離せる訳もなく、芳乃に一喝されて事情説明。
犬憑きに取り憑かれたが、恋をすることが解決の道と判断し、学園生活を送ろうとするが、何の予兆もなく突如犬化が発現。
学院の外で、温泉の湯で穢れを落とし、元に戻るところをレナに見られ、露出プレイと誤解されるのには笑った。
事情を説明し、レナの提案する偽装の恋愛に乗っかり、仮初のデートを決行。
もうこの段階でお互いを意識しまくって、好きあっているから、安心して読み進められる。
田心屋でギコチナイやり取りの二人を見兼ねた芦花姉がデートのご教授。
洋服に身を包んだ茉子も非常に可愛ええぇぇえええ!
わらび餅をあーんして食べさせ合ったり、いつも以上に近い距離感で非常に満足。
告白の答えから逃げる彼女に、壁ドン顎クイからのキスで止めを刺そうとするところで犬化。
何とも酷いタイミングだが、祖父の温泉宿で部屋を借り、面倒な問答を繰り広げた後、告白の返事でキス。
このまま初えっちに突入してもおかしくはなかったが、下手したら獣姦の事態もあり得るので延期。
主人公への想いが抑えきれず隠れてオナニーする茉子。
隣で寝付いたと思っていた芳乃が、実は起きて悶々としている展開は、背徳感で一杯。
夢の中で犬憑きと出会い、想いを差し出すことで犬化は抑止。
彼女が作ったお弁当を一緒に食べて、初めて名前を呼んだ記念のキス。
そんな幸せな毎日だが、積み重ねる内に性欲も溜まる一方で、芳乃も茉子のオナニーを聞くのに耐えられなくなり、二人をデートへ送り出す。
計ったように茉子の母が街へ出掛け、彼女の部屋で初えっち。
こうして芳乃は安眠生活を手に入れることが出来たのだった。
昼休み、山の中でヨダレを交換し合うディープキス。
野外えっちは我慢し、夜にする約束を交わすが主人公は勘違いして一人熟睡。
彼女の夜這いシチュに、何回も秘部を舐めてイカせて、バックから犯す。
胸の露出は無いけれど、柔らかそうなお尻と、枕に爪を立てて絶頂に耐える表情が何ともそそる。
犬憑きから、忌み嫌う男と同じことをしている自身を、大事な人の形見から祓って欲しいと頼まれる。
しかし茉子は穢れだけを祓おうと考え、みづはに相談すると別の寄り代を用意する方法を教わり、町中を探し回るが成果は出ず。
観光客の車に轢かれそうな子供を身を呈して助け、死に直面したことで犬憑きが暴走。
穢れを御せない犬憑きの願いを聞き届け、二人で叢雨丸を振り抜き祓い、一面の眩い光景に心地よさと達成感。
憑代との再会を喜ぶかのような温かな光は、茉子の願いとは違ったものの良かったと思わせる。
エピローグでは、忍者装束の拘束プレイもしっかり完備されており、サノバウィッチのコスプレえっちが無かった悲劇(憧子先輩)は無事回避された。


◆朝武芳乃(ともたけよしの)
呪いが解けた感謝を主人公に伝えようとする芳乃だが、上手く伝えることが叶わず、お礼にお弁当を作る。
うっかり芳乃は甘い卵焼きを作ってしまい、その雪辱を晴らすべく翌日もお弁当作り。
感謝を伝えるはずだったお弁当が、勝ち負けの勝負に転がり、感情豊かに言い合う二人の掛け合いが読んでて微笑ましい。
お弁当の感想を伝える途中で茶々(お見合い話)が入るが、その後主人公から告白→返事は保留。
しかし既に芳乃の心は主人公に傾いており、悶々と頭を悩ませていたら完徹。
湯冷めで体調を崩した彼女に、手作りプリンを見舞いの品と持っていき、彼女と母の関係を知る。
巫女姫になる未来しか与えられないことを悲しむ母と、それを悲観していない芳乃。
最後まで母に上手く気持ちを伝えることが出来なかったことで、自身を無くしていた彼女だが、主人公のおかげで変わる勇気と、自分の気持ちも届くってことを教わり、告白の返事。
翌日、付き合う報告と正式な婚約関係を周囲に報告し、瞬く間に町中に広まり、教室で急遽開かれる結婚会見からの宴会。
キスする約束を交わしたのに肩透かしの気分だが、間接キスで布団の上を身悶える芳乃の可愛い姿を見れたので良し。
休日の初デートに向けて、耳年増な芦花にアドバイスを賜る芳乃は、少女漫画から知識を得るが役に立たず。
手作りのお弁当をあーんで食べさせ合った後、初キッスで存分にイチャイチャしたのも束の間。
獣耳の発現によって呪いが解かれていなかった事実を知る。
主人公の魂の中に、憑代の怨念(犬神ではなく、長男の怨念)が宿っているのが原因。
芳乃と主人公がキスしたことで深く繋がり、憎むべき相手に気付いたことで呪詛が再発した。
清めた憑代へ怨念を移し、弱体化したところを叢雨丸で断つが、最後の力で芳乃の呪詛を加速させられるものの、叢雨丸に宿った芳乃母の力を借りて、今度こそ呪いを解くことに成功。
憂いは無くなり幸せな毎日を過ごす二人だが、えっちする仲にはならず微妙な距離感。
深い関係になることで再び呪いが出るかもしれない、そんな確認の為の行為と理由を付けるのは勇気がないから。
茉子に性知識を授かり、ムラサメから初夜の儀礼を教わって、座礼からの芳乃の処女をもらって下さい発言は凄く興奮した。おち●ぽ呼称なのも良し。
お風呂場の全裸えっちは裸の肉感が素晴らしいけれど、騎乗座位で芳乃のえっちな身体が隠れ気味なのが残念。
秋穂さん(芳乃母)のお墓参り後、完全にえっち突入の流れだったが、父親の夢(芳乃の結婚相手と飲み)に付き合い断念。
しかしイヤらしい芳乃は、酔いつぶれた主人公をフェラで起こし、そのままリビングでえっち。芳乃をバックから犯す構図は神。
秋穂さんの願い(泣いてばかりで傷つけてしまった娘に、幸せなも物を残したい)を聞き、父と母が使っていた指輪を嵌め、幸せを誓い合う。
エピローグは学院卒業後、神主の資格を得て結婚し、子供(和人)を授かり、幸せそうにする三人。
男の子が産まれたことを涙し(朝武の呪いから解放された、兄弟を作ろうと約束する幸せな未来。


◆レナ・リヒテナウアー
穂織に暮らしていた高祖父から代々聞き継がれ、昔から日本に憧れて留学に来たおっぱい。
芳乃を餌に憑代集める作戦の様子見に来たレナだったが、自らが憑代に操られ、祟り神呼び寄せ、合体したところをどうにか撃破。
憑代はレナに吸い込まれてしまうが、夢(犬憑きに姉君と呼ばれていた)の内容から現状維持。
主人公のトレーニングを応援し、志那都荘へ送り届けると、女将さん(猪谷心子)からレナに、日本の常識を教えて欲しいと頼まれる。
日本講座第1回、相撲の行司の掛け声。
はっけよい、のこった→発狂、怒ったと勘違いして覚え、クレイジーファイトを繰り広げる日本独自のスポーツを訂正。
放課後のトレーニングで傷の痛みから気絶し、目を覚ますとそこは天国(レナの膝枕と下乳によるサンドイッチ)だった。
憑代の記憶(鉄道延伸計画、リヒテナウアー技師)が夢として再生され、目を覚ますと浴衣をはだけ溢れそうなおっぱいを露わにしたレナの姿。
夜這いではなく夢遊病と誤解も解け、放課後にお買い物兼日本講座第2回。(頭に“お”を付ける言葉)
翌日に夢の続き。(レナの高祖父と高祖母の出会いと憑代の欠片を手に入れた経緯)
日本講座第137回。(携帯電話で目上と話すときにお辞儀をする理由)
レナの実家から送られたお菓子(世界一不味い飴、サルミアッキ)を貰ってからの惨劇の連鎖に笑った。
レナさんがそんな変なものを渡すはずがないと疑いもなく実食。
三途のオーロラを探す芳乃に、往復ビンタを喰らわせ正気に戻そうする茉子。
茉子だけ食べないのは不公平ということで、芳乃に羽交い締めされ無理矢理口に入れられ、リアクションも取れず泣き出す悲劇。
学校に持ってきたレナのお菓子の数々に、恐れ慄く一同。
レナの国の文化を知っていく中で、毎日ぴゃんケーキを食べれると知った芳乃が北欧に住みたいと言い始め、茉子が飴の味を忘れたんですかと止める図も面白かった。
志那都荘でのお泊まり会で、レナからの挨拶(ハグ)で世界を実感するヒロイン一同。
芦花姉からの差し入れ(ロシアンぷてぃシューのピラミッドタワー)や、レナの手料理を食べつつ、トランプで大盛り上がり。
志那都荘の屋根の上で、星空を見ながら告白し、カップルになる二人。
挨拶は必ずハグからのキスで、手作りのお弁当をあーんして食べさせ合ったりとラブラブ。
レナとの卓球は、乳揺れが凄まじすぎて、もう勝負云々どころじゃなく、その後の初えっちの入り方は、主人公がグダグダ言ってたけど、えっちの内容は最高。
ノートPCを介してレナの家族に紹介され、興奮気味な反応に笑いつつ、一緒にオーロラを見る。
夢を見続けることで真相が判明。
玉石より生じた神の一柱(姉君、叢雲)と獣より生じた白い狛犬(犬憑き、幼名・コマ、真名・白山狛男神)
叢雨丸は、叢雲の身体の一部から生成された神刀。
山の神には、二人の子(山の娘と山の子)がいて、山の娘(叢雲)は人間の男と恋に落ちるが悲恋に終わる。
人間の男が添い遂げた女性は、難産に苦しみその手助け(他の神の持ち物を奪い、死の運命を歪めた)をしたことで、玉石へ還ってしまった。
姉君が救った者の血脈を守る、守護者となったコマは、姉君の生まれ変わりが現れることを願い、朝武家には女の子しか生まれなくなった。
また、出産で亡くなった人がいないのは、叢雲の加護に守られているから。
叢雲の遺体である玉石を憑代に、白狛を生贄に呪詛をかけ、現在に至る―
叢雨丸に選ばれるのは、叢雲の初恋の人に似てるかどうかも重要。
主人公の中にある憑代をレナのものと一つにし、春祭りは魔を祓うものから、感謝を伝えるものへ生まれ変わることで、コマを説得し、呪い問題は解決。
エピローグは、夢の世界で受けたダメージは、現実世界の身体に影響を及ぼし、重症だった主人公のお見舞いから始まり、二回目の春祭りを満喫する二人。


◆ムラサメ
叢雨丸の管理者。
妖怪に対抗する神力を鉄に宿らせるのは難しく、魂を媒体にして神刀(叢雨丸)を作り上げられた。
つまりムラサメちゃんも元は人間…って、人身御供じゃねーか!
生まれつき身体が丈夫ではなかった農民の娘で、幽霊やお化けの類が苦手。
主人公と憑代を取り込んだレナ以外には触れないが、着衣などには触れることから、間接的にならご飯も食べられるかもしれないと実験。
あーんは駄目で、口移しを悪ふざけで提案し、最終的には指に乗せることで成功。
夢中で指を舐めてくるムラサメちゃんときたら堪らなく可愛い。
婚約を解消し、朝武家から出ていこうとする主人公だが、ムラサメちゃんに懇願され、祖父を説得。
学校のお昼中、教室の扉からソっと中を覗くムラサメちゃんを、輪に誘うが入ってこず、追い掛けて一緒に昼食。
憑代が奉られ、祟り神の怒りを鎮めることが出来た祝いの席が設けられ、ムラサメちゃんと一緒に買い出し。
海山のご馳走が並び、祝いの挨拶でムラサメちゃんを皆に紹介。
夜、一人になったムラサメちゃんが唯一変わらない月を見上げ、一人泣く姿に、胸が締め付けられる思いに駆られる。
昼食中、元気の無いムラサメちゃんを見かけて追いかけるが見失い、幼刀と呼びかけても今度は出てこない為、新たなあだ名(ぺったん子ちゃん)を授け天誅される。
叢雨丸イベントがなくなったことで観光客が減り、穂織の町の財政難を解決しようと考え、山の散策から外国人観光客のりさーち。
町おこしを芦花姉にも相談し、皆からもアイデア出しを手伝ってもらう。
眠れない夜、子守唄を歌ってくれるムラサメちゃんに、お休みのキスをお願いしたら、照れながらの口付け。
町おこし準備会の発足に、メンバー集めから拠点(志那都荘の客間)の確保。
初めて恋をしたムラサメちゃんの夜這いから初えっち。
翌朝、神社の結界が弱まっていることに気付き、御神体を確認すると、そこには実体のムラサメちゃん。
朝武の呪い問題は解決し、ムラサメちゃんの長きに渡るお役目は果たされ、人としての人生を謳歌してもらうことになる。
不治の病(肺炎)は現代医学で完治し、お風呂場で生身の初えっち。
叢雨丸を奉納し、以前のイベントの復活を考え、ムラサメちゃんを説得。
家族の願い(娘が人柱になることを強く反対)を踏みにじり、病の恐怖から逃げたムラサメちゃんは、500年の孤独を罰と思っていたが、主人公の言葉で自身を許し、人として生きていくことを決意。
叢雨丸奉納するべく、主人公は祖父との特訓を再開し、皆は復活祭のPR。
当日、無事に岩へ叢雨丸を突き刺し、晴れてムラサメちゃん(真名アヤ)は人間に戻る。
学園に通うムラサメちゃんに腕を引かれ、満面の笑顔を浮かべる姿は、本当に幸せそうで満足。
エピローグは両親と祖父に、ムラサメちゃんとの婚約と穂織の町で住むことを認めてもらい、500年一人だった彼女に沢山の家族が出来たという完璧な締め。


◆馬庭芦花(まにわろか)
芳乃との婚約が解消され、朝武家から志那都荘へ住まいを移し、田心屋でアルバイトを始める。
飲み物の新規開拓(抹茶ソーダ、コーヒー)を提案し、親父さんに認められた記念で、芦花姉に贈り物。(ガーベラとシュークリーム)
突然の不意打ちに頬を赤く染めるのが可愛い。
小春と芦花が主人公を好いているのを認め合ってから、恋の勝負。
小春は毎朝の登校を一緒にし、芦花姉は見た目じゃ判りにくいその豊満な乳を押し付け(無意識の)色仕掛け。
新商品の試作で芦花姉を部屋に呼ぶが、セックスのお誘いと勘違いし息を荒げ興奮する姿に笑った。
日本酒のグラニテでガッツリ酔っ払い、真正面から抱きつかれて一夜を過ごす幸せ。
告白し付き合い始め、彼女の部屋で手料理をご馳走になってからの初えっち。
年上のお姉さんがえっちに乱れる姿も最高だが、巨乳ヒロインの騎乗位は最高だなと思えるシチュエーションに至極満足。


◆鞍馬小春(くらまこはる)
主人公の従兄弟。駄兄(鞍馬廉太郎)
ペタン子で、むりこぶ絵じゃない時点で魅力は0なんだよなぁ。出直して来い、な?