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isoisoさんのユニオリズム・カルテット A3-DAYSの長文感想

ユーザー
isoiso
ゲーム
ユニオリズム・カルテット A3-DAYS
ブランド
CLIP☆CRAFT
得点
60

一言コメント

個人的にはイマイチなFD。新ヒロインに魅力を感じるかどうかが評価の分かれ道。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

前作の続きの話ではあるものの、ヒロインとのアフターストーリーではなく、誰とも結ばれなかった未来の延長。
主人公が昨今人気?の俺TUEEEE系の割に、新ヒロインに負けたりするのは、前作の決闘を無価値にしている気がしてならない。
まぁ全ヒロインからの好感度は前作に引き続きMAX状態なので、読んでる気分は悪くない。
システム面では、バックログジャンプやスキップジャンプが実装され、改善は見られたが、右クリックでテキストウィンドウを消去出来る仕様になってれば、もっと良かった。
ヒロイン総数に対して、えっち数も豊富で、FDとしてはなかなかにボリュームのある内容であると思われる。


◆共通シナリオ要約

騎士養成学園で四年に一度開かれる大決闘祭。
それに優勝するまでが前作のお話で、今作はその後の昇格祭(学園除籍、残留、昇格)が主な内容。
また、学園長(ステラ・マリスディア)からの命令(お願い)によって、新ヒロイン二人のお世話を任される。

ティアナ・ハーフェル・ネーデルラント(やる気出させて)
セルフィーネ・フローライト(円卓騎士章を発動させて)
くすはらゆい(自由奔放)と一色ヒカル(真面目)か、分かりやすい。

二人の歓迎会前に、主人公と手合わせの練習試合。
主人公vsセルフィ、レミリア(疾撃のレイピア使い)vsティア
結果は新ヒロインズの勝利。レミリアはともかく、曲がりなりにも大決闘祭で優勝した主人公は情けないな。

昇格祭でマッチングしたセルフィとティア。
接戦の末、ティアの勝利で決着した直後に魔剣の暴走。
バルムンクの制御を実現するべく、皆の力を借りての決戦。
セルフィの円卓騎士章の発動条件(ガヴェインの謂れ、誰かのためを思って闘いへ挑む)
も満たされ、暴走からの帰還と制御が可能になり、学園長に課せられたお願いは達成。


◆ティアナ・ハーフェル・ネーデルラント
ネーデルラントのご息女で、魔剣バルムンクの継承者。
魔剣の特性(闘いを求める)に耐え続け、戦いには消極的。
バルムンクに触れて暴走し、養子の子供達を攻撃したのがトラウマ。


◆セルフィーネ・フローライト
聖剣ガラティーンの継承者。
フローライト家の養子で、旧姓はセルニティ。
円卓の騎士を目指し、その権限を使って養子になる際、離れ離れになって行方知らずとなった妹を探したい。(なお、その正体はティア)