目新しい設定は一つもなく、テンプレという言葉が相応しいエロゲ。
タイトルのハプニング要素はほとんどなく、一般的なラッキスケベに収まる範囲。
シーン回想枠は全部で34だが、CG毎に分けられているので事実上1ヒロイン4回(遥夏は5回)
エロの構図や塗りもバラつきが有り、もう少し安定感が欲しいところ。
早着替えのバグは、立ち絵だけでなくCGまであったので、色々とまぁ足りない部分が多かったように思われる。
以下、シナリオ要約メモ。
◆共通(浅瀬学園への転入~創立祭)
担任(佐伯律子)に創立祭の実行委員を任命され、遥夏と二人で活動。
主人公と妹の三年ぶりに街に戻ってきた祝いとして、おかえりなさい会が開かれる。
ヒロイン’sの料理スキルが披露される訳だが、稀に見る凄惨っぷり。
豚の丸焼き(遥夏)、肉じゃがという名の暗黒物質(ミク)、シェフの料理(紗奈恵)、バナナ(美咲)
女の子らしさを気にする遥夏は、セクシーな下着で主人公にアピール。
先日の雪辱として手料理のお弁当を振舞う紗奈恵。
(まともな料理スキルのヒロインが居て一安心)
文化祭のクラス展示(移り変わる創立祭の過去と現在)、転入生である主人公が、一人頑張るお嬢様がクラスに溶け込むよう行動。
◆清水遥夏
異常体力のゴリラ女と言われる、スポーツ万能のおバカ娘。
幼馴染の女の子ではなく、親友の男友達っぽく接する関係。
律子先生の持ち込んだお酒を飲み、酔いつぶれた遥夏をおんぶしての帰宅で意識し始め、デートに誘って告白。
付き合い始めることになるが、遥夏自身の気持ちの整理(本当に好きかどうか)が追いつかず、部活の助っ人を理由に避けられる。
遊園地デートで「¨俺達らしく”思いっきり遊んで、思いっきり楽しもうぜ!」の一言で、彼女の不安(今までのような気兼ねなく言い合える関係の消失)は取り除かれてえっち。
陸上部の練習で足を挫き、お姫様抱っこで保健室に連れて行きえっち。
彼女の誕生日(8/23)を祝うべく、サプライズパーティーを企画し、家に呼び出すが別れ話を切り出されると誤解されフルボッコ(急なバイトで時間が取れず、余所余所しい態度と美咲先輩と仲良さそうにしていたのが原因)
プレゼントに指輪を贈りはっぴーえんど。
◆白鳥紗奈恵
理事長の孫娘でツンデレお嬢様。
文化祭を一緒に周り、今度二人で出かけよう約束を交わした翌日。
細かいスケジュールを組んで来た紗奈恵と一緒にデートし、初めての出会いが明かされる。
(河川敷で犬に襲われていた時ではなく、小学生くらいの時に、迷子になってた所を助けてくれた)
それと同時に初恋の相手とも告げられ、二人は付き合うことになる。
遊園地デートで世間知らずっぷりと、アトラクションやスタッフの対応に厳しい感想を漏らす彼女に辟易。
そんな彼女に一般常識を学ばせるべく、喫茶店で一緒にバイト。
超非効率なお冷の入れ方に笑った。
「えっ、えっ、ちょっとまって……いまお冷が……」
「て、そっちお湯だから!めっちゃ湯気出てる!」
「わ、わかってるわよ。氷で冷やせばお冷になるのよ!」
マスターの寛大さに救われ一週間を乗り切り、バイト代でアダルトグッズを購入。
エロ知識を率先して得ようとする、ムッツリな性格は嫌いじゃない。
佐伯先生から幼少写真を受け取り、撮影の日付から彼女の初恋の相手が主人公では無い疑惑が浮上するも、先生の記憶違いと判明し一安心。
仮に初恋の相手が違ったとしても、今の気持ちに嘘は無いってことで、二人は愛し合う。
◆日高ミク
要領の悪いドジっ娘の義妹。
文化祭のお疲れ会が早々に終わり帰宅すると、妹のオナニー現場に遭遇。
妹ではなく一人の女の子として意識し始め、幼馴染に相談することで気持ちが固まり告白。
念願が叶い大好きな兄さんと付き合うことになったミクの独占欲が可愛い。
「正妻の座は諦めるって言ってるんだから。愛人くらい男なら誰でも作ってるって。ね?」
「とにかくダメです。兄さんはわたしだけのものです」
美咲先輩から高い助言(2980円)を授かり、家に篭もりがちな妹をプールへ連れ出す。
夏休みの登校日、親友の小早川瑠璃に兄の近況を報告すると、愛想を尽かされると明言されて狼狽えるミク。
料理、部屋の片付けで家庭的な一面をアピールするも撃沈。
公園で兄が美咲先輩と抱き合っている場面(毛虫取ってただけ)を目撃し、浮気と勘違いして家出。
瑠璃の協力で妹と話す機会を得て、彼女の不安(いつか離れ離れになるかもしれない)を取り除き、愛し続けることを誓う。
◆霧島美咲
美咲の親友、相沢すみれの助言?によって晴れて恋人同士になった二人。
出席日数がカツカツな彼女を、強制的に夏期講習へ連行するすみれ先輩。
連日に渡ってサボる彼女を連れ出すべく、主人公も学園へ。
夏期講習が終わり遊園地デートで、今更ながら初キスを済ませる。
進路を決めず留年を目論む美咲(主人と一緒にいる時間を削りたくない)とぶつかり合うが、卒業後同じ学校へ進学すると指切りを交わし解決。