赤巻紙、青巻紙、黄巻紙。え、凄い?これくらい当然よ。私に唱えられない詠唱なんてないのよ。赤巻紙。ほら。赤巻紙、青巻紙。んふふ、ほらね。赤巻紙、青巻紙、黄巻きまkdrftgy野良猫ハぁート!!
個別ボイスの音量サンプルのバリエーションの豊富さ。
こういった遊び心好きなので嬉しいね。
個別は黒木未知ルート以外は、評価は上々。
その中でも三姉妹のエロを見事取り入れた、パトリシアルートが一番好き。
以下、シナリオ要約、合間に感想。
◆共通
冥界の崩壊を食い止めるべく、人間界(桜ヶ淵町)に死を振り撒こうと皇女が舞い降りるが季節は春。
只でさえ生命が溢れる人間界。
命芽吹く季節も重なり消滅の危機に陥るパトリシア。
そんな彼女とリバースな出会いをする主人公(反田ノラ)は、道端のエロ本を生命の魔導書と勘違いされ朗読を迫られる。
後輩の女の子(明日原)が働くコンビニで、エロ本を買わされ、再びの朗読会後別れを告げる。
学園へ着くと風紀委員の検問を逃れようと身を隠すが見つかり、職員室で説教。
未知から告白の手紙を受け取り、検挙率ナンバー1のおとり捜査と勘違いする掛け合いは笑った。
「じゃあこの手紙は、紙飛行機にしてっと」
「ちょっと!せっかく書いたのに!勝手に離陸とか!何するんですか!あっ、ちょっと!」
「はぁ、はぁ、乗客乗員……全員無事です……」
昼休みの屋上、告白の練習を魔法の詠唱と勘違いしたパトリシアの乱入。
ノラに芽生え始めていた恋心は、黒木の告白文を代弁したことで大きくなり、本気の告白へ。
世界の破滅は、恋の魔法で救われた――
パトリシアとのキスが原因でネコになった主人公。
ネコの身でありながらも未知を助け、海に落ちたところを助けられ、彼女の部屋で手当てを受ける。
堂々と幼馴染の着替えを覗けるこの境遇、ネコになったのを唯一喜べるポイント。
未知とのキスで一時的に人間に戻るも、再びキスすることでネコに逆戻り。
主人公の正体を知り、シャチに説明しようとするが運悪く不在。
電話を掛けようとするも肉球で上手く押せず、ピンサロに繋がる。(未知の冷たい眼差し)
折り返しに掛かってきたピンサロの営業を、未知が断るやりとりに笑った。
えっちな人の烙印を押され、お仕置きをされそうになるノラが自室のベッドへ逃走。
(傍から見たら)周囲にエロ本を散乱させ、一人男のベッドで自慰に耽る女の図が完成し、帰宅したシャチに目撃される。『俺のベッドに一人ダイブ事件』
必死にネコが反田君と説明するも、信じてもらえず只の可哀想な人に思われてしまう。(そりゃそうだ)
主人公を探しに旅立とうとするシャチを押し止め、場面は移ろい学園へ。
魔力を回復したパトリシアは、三姉妹揃って再び人間界へ。
ノラ探しで、主人公の家に向かうもニアミス、通学途中に目撃し、主人公がネコになった理由が、パトリシアの眷属になったのが原因と判明。
妹(ユウラシア)の強襲に、姉(ルーシア)の猛攻を何とか凌ぎ、学園で無銭飲食騒ぎを起こしたパトリシアと合流し、主人公は人間の姿へと戻ることが出来た。
多大な犠牲を払う(学園の屋上で全裸をクラスメイトとヒロイン’sに晒す)おまけ付きで。
女子更衣室の桃源郷を覗き、シャチの豊満なおっぱいに顔を埋め、抱かれたことを考えれば…心持ち救わなくもないだろう。
ノラが女の子に、裸で襲いかかった噂が広まった頃、家庭教師パトリシアによって、魔法の勉強を教わる。
ノラ母の命日、元生徒たちが自然と集い、海辺で恒例のカレーと花火。
明日原が同い年にも関わらず学年が下の理由は、中学出て東京でお金稼ごうとしたけれど、三週間くらいで戻り無気力生活を続けていたから。
無銭飲食謝罪行脚が学園理事の目に止まり、編入することになった(三姉妹揃って)パトリシア。
パトはノラの猫化を治す勉強をし、主人公は地上のことを教える関係が結ばれる。
◆パトリシア・オブ・エンド
シャチに謝るきっかけをくれたお礼に、漢和辞典と国語辞典をプレゼント。
ひらがな、カタカナ、漢字を覚え、友達を欲しがるパトリシア。
彼女は友達の答えを知りたくて、主人公に問いかけるも回答が得られず、ゾンビの魔法を振り撒き、世界を滅ぼそうとする。
しかし、井田、田中ちゃん、ノブチナ、明日原と友達になることで、世界は救われる。
三姉妹のテレビ番組争いを見ていると、まだまだ世界は平和だなって気分になる。
生命の源である海に感化され、泳ぎたい彼女の願いを叶えるべく、主人公一行はプールへ。
片時もノラと離れるのを拒み、お姫様抱っこから思わずキスしてしまうパトリシア可愛い。
パトリシアの歓迎会で、世界を滅ぼすのを辞めると発表。
只の炭酸飲料で酔っぱらうルーシアが、主人公の秘密をバラそうとキスを迫って来るが、パトリシアが遮り先にキス。
眷属だからという理由で独占するその姿勢、大好き。
猫図鑑を楽しそうに見る主人公に嫉妬する場面も良い。
「ねぇノラ。私と、ペルシャ、どっちが触り心地いいのかしら」
「そりゃペルシャっしょ♪」
「カッチーン」
ノラは眷属期間が長かった影響で、メス猫を追いかけようと自ら猫化する力を身に付ける。
お熱のオツルさんが二匹のオス猫に寝取られ、膨れ上がる憎しみに呼応し、高まる魔力が竜巻を発生させ、地上を滅ぼすかと思われたそのとき―
(こうなったら……俺に残された道は、ひとつしかない……)
(4Pだ!!)
列に加わる一連の流れにくっそ笑った。
そこに人間の尊厳は欠片も無く、獣欲に身を任せる一匹の野良猫が居たのだった。
パトリシアの元に誘導し、眷属の契約を解除し人間の姿に戻るノラ。
そして冥界へ帰ろうとする三姉妹だが、パトリシアだけ帰れない。
死の世界の皇女が耳にしていた、胸に鳴り響く鼓動、生命を得たのが原因(冥界は死者のみが往来可能)
皇女の心臓の音をビッグバン(宇宙誕生)に例え、死ぬ気で生き返った彼女に告白し、付き合う二人。
ネコにならないかを確かめる、朝の濃厚なキスをルーシアに見つかる。
お付き合いが清く美しいものでなかった場合は、お前の唇を奪う(顎より上を破壊するの意味)言葉の複雑骨折に笑った。
只のエロ本をパトリシアは命の魔導書、シャチは性的娯楽要素を扱う書と遠まわしな表現が秀逸。
初エッチは、命の魔導書の台詞を彼女に言わせまくったり、一枚一枚服を脱がしていく流れとその構図が本当に素晴らしい。
童貞を失いネコの尻尾が生え、それを無くすべく反対側にある物にキス、フェラチオをすることになる。
俺専用の、おち○ちんお掃除女。
俺専用のおま○こ皇女、エロい呼び名の数々が最高。
冥界の衣装でえっちを頼むと、嫌よ嫌よと言いつつ着替えてくれるパトが大好き。
ノラ専用ごっくん女とパト専用のミルク吐き出し男のやりとりも良い。
「し、しょうがないわね。毎朝、ちゃんとミルクごちそうしてくれる?」
「毎朝は無理だよ」
「無理しなさいよ!私だって無理して言ってるのよ!」
「私が無理した分だけ!ちゃんと朝一番の、おいしいものを出しなさいよ!」
パトリシアを冥界へ連れ帰るべく、ルーシアはケルベロスの永久歯(敵に痛みを与えずに命が奪える名器)で、大切な妹のハートを貫く刺客となる。
皇女が長女ではなく次女のパトリシアが継いだのは、子供の頃、妹を冥界の門番(ケルベロス)から助けた際に返り血を浴びたことで、ルーシアは魔力の大半を失ったから。
二度の刺殺もノラの声によって蘇り、二人を引き離そうと主人公に決闘を挑むルーシア。
学校の校庭という不利な立地、巻き起こる砂塵がスプリンクラーを起動させ、見事ノラの逆転勝利。
物事は丸く収まるかと思いきや、パトリシアさんが付け加えた勝利条件、ノラの剣でルーシアを貫く3P展開に…神か。
その現場を妹ユウラシアは目撃し、姉達が苛められていると勘違いした彼女は、ノラを浄化し聖人にしてしまう。
彼氏のインポ相談を友達にするパトリシアは、伝説の薬でエクスカリバーを復活させようとするが思い止まり、正攻法で挑む。
ネコの着ぐるみ×2は当然の如く突き放され、ノラの一言(お前じゃ勃たない)によって鼓動は止まり、無気力症候群に陥る皇女。
徐々に沸き起こる怒りを力に、保健室での誘惑によって、聖剣を取り戻したノラと蘇る皇女。
姉妹喧嘩も仲直り。ユウラシアとのデート→3P。
冥界の城から娘達が居なくなり、別荘の城と共に母が現れ、ノラに呪いをかける。
世界の法則(死者が生者に変わったのなら、誰かが死者になる)に従って、ノラは再び猫となり、自分の命をパトに預け冥界へ修業の旅に出る。
1000年の時を経て、伝説となった主人公が人間界に戻ると、僅か三日ばかりの出来事な展開には笑った。
しかもその内の500年は、服着た状態で猫化出来ることに費やしているのがツボ。
修行の成果によって、死者が生者で居続けることが出来るようになったのか?
疑問が残るところではあるものの、皇女様とともに、末永く幸せに暮らしたのならば、それはきっと叶ったに違いない。
なお修業中の1000年は、彼女の知らぬところで、姉と妹とエッチしまくっていた展開を所望する。
◆黒木未知
テストで2点の答案を見つかり、黒木に勉強を教えてもらうことになるノラ。
図書室へ勉強しに行こうとする二人が、それぞれが異性に告白されたときの、反応の違いに笑った。
黒木が告白されても、はいはい日常茶飯事、モテるから当然だよね…に対して主人公。
「告られた」
「そうですか。じゃ、図書室に」
「ほら、行きますよ(ノラの手を引く)」
「付き合おうと思う」
「はぁ!?絶対ダメです!!自分の立ち場分かってるんですか!?」
その否定は、追試を受からせようとする使命感から来るものではなく、個人的な感情が大半を占めていると思うとニヤニヤしちゃう。
パトリシアの眷属研究が終わり、ノラの猫化を戻す方法が判明。
黒木に協力(キス)を求めるが袖にされ、ナンパも止められ八方塞がり。
明日原に背中を押された二人が、桜並木の下で手品→告白(勘違い)の流れは笑った。
楽しい所に行ったことがない、根暗な彼女を想い、ノラ自身がテーマパークになる謎の発想。
手品(全身爆竹、頭はトランプ噴水)で溝が埋まらなかったのは明らかだけど、猫の身で助けた出来事とハートのコインのベタな展開や良し。
猫化から解放されたノラの代わりに、今度は黒木が猫化してしまうが、眷属で共有の秘密、同じ体験(猫化)を分かち合う関係性が良い。
恒例のキスで人間に戻り、裸で抱きついてくる黒木、めちゃ可愛い。
朝目覚めるとそこには猫黒木が…寝ている主人公にこっそりキスするとは愛い奴。
彼女が猫になったときの為、色々と準備をしてきたノラ。
その中にはマタタビもあり、袋をぶちまけ全身に被って、追い掛け回され舐められる。
学園の盗難事件の犯人(野良犬)を、黒木と共に見つけ出し解決。
再びパトリシアによる猫化を解く魔法が紡がれるが失敗(二人が猫→主人公はより強い猫になる)
三度目の挑戦(猫化戻し)は、待ち合わせに(母に捕まり)黒木が来なくて延期。
自らの境遇を嘆いてノラに当たり、盗難事件の嫌疑が大好きな人にかかった時も、母のご機嫌取りを優先する黒木。
それでも主人公は約束の海岸で待ち続け、仲間たちも待ち続け、詠唱と共に紡がれる黒木の謝罪と告白は、遠まわし過ぎな気がするけれど、良い演出だった。
黒木の恋愛研究ノートに記された告白の台詞。
一度はパトリシアに言われてしまったけど、凄い好き。
「貴方の事が好き!」
「寝ても覚めても好き!」
「アナタ以外のことなんて考えられない!男子の中でも一番好き!ずっと好き!ちょー好き!」
「一緒に手つなぎデート!あと、キスもしたい!寝てるアナタにキスをして、まずはほっぺ、次におでこ、耳かき休憩をはさんで、次に唇!」
「そして舌と舌がちょっとぶつかるなんていう大人なキスもアナタとだけ試したいです!」
「だから、どうか、私と――わたしと付き合ってください!!」
「私の!!一生モノでいてください!!」
二回目で魔法は既に解けており、全ては彼女の気持ち次第。(獣になっていて欲しいという想いがノラを獣にし、人として話がしたいという想いがノラを人にしていた)
周囲に囃子立てられながら交わすキス。
そこに獣の姿は無く、幸せな二人のカップルだけがいた。
母親にノラと付き合い始めたことがバレるのを恐れ、遠まわしな交際関係。
本音をぶつけ合い、接触禁止令が無事解禁され、黒木の手料理が振舞われる。
カニコロの闇は深い!までの一連の流れは笑った。
冷凍と手作りのカニクリームコロッケは、見た目じゃ分からず味で判断と口に入れ、散々罵った方が彼女が作った物だった。
「別れよう。黒木」
「い、いやです!それはいやです!なんでハズした反田君が主導権握ってるのかわかんないです!」
泣きの一回に至っては、どちらが彼女の料理か即座に分かり―
「さ、どっちが私の手作りでしょうか」
「別れよう。黒木」
「なんで!答える前に別れるとか!」
「やだっ、だめですっ、行っちゃやーだっ、やーだっ、行かないでぇぇぇぇぇぇっ」
ノラに泣きつく彼女、滅茶苦茶可愛い。
黒木の唇の味なら分かるってことで、熱いディープキスを交わし、優しいキスより無理やりの方が彼女は嬉しいことに気付く。
ノブチナと明日原が心にアイマスク(全て見ていた)、『果たして本当に人は優しくされた方が嬉しいのかどうか』二人の行動から結論。
デート(一緒にアイスを食べた)を喜々として話、今度は自分がノラの喜ぶことをしたいとシャチ竜王に相談する黒木2段。
主人公の情報をごっそり入手し、ベッドの下の『5月号』の正体までもシャチに明かされる(人妻お尻忍法5月号)
泣く泣くエロ本を処分しようとする主人公を、パトリシアが止めようとする展開は、従来のエロゲとは違う斬新なシチュエーション。
冥界に寄贈されることなく、焚書にされそうだったエロ本は、パトリシアによって綺麗に整理し棚に戻される。
ノラの本心(好きな人としかえっちなことはしたくない)をパトリシアから聞き、気持ちの整理がついた黒木は、主人公と約束(私が、自分でもわからない涙を流したとき、そのときキミがすべきことは――抱きしめる)を交わし→初えっち。
世界を救う為に(パトリシアとの約束→命の魔導書の実演)パトリシアの前で、えっちする展開は見たかった。
黒木母の再婚→黒木転校→遅い反抗期で金髪の黒木(本気で誰!?と思った)
母の誕生日にケーキを贈るも拒絶され、母の再婚相手は嫌いだが、娘から歩み寄ろうと、転校も受け入れる。
いつまで経っても転居先が決まらず、家は売りに出され、家で一人にされた黒木は、再婚相手の男(結婚詐欺師)に犯されそうになる。
ノラが猫化して窓を破り、伝説の獣と成り男を殺そうとするが思い止まり、駆けつけた警察に発砲され瀕死。
冥界に逝ったノラを救うべく、黒木は冥界への往復切符を授かり、闘い続け勝利する。
無事に一命を取り留めたノラ、改心する黒木母。
冥界の仕事から足を洗い、普通の学生に戻ろうとした黒木だが、ゴタゴタに巻き込まれながらも幸せな毎日を送る。
後半の胸糞悪い展開は、非常に不愉快。
黒木母が娘を一人にしたり、クソ男に黒木を襲わせたり、寝取られそうな展開は勘弁。
ノラが助ける場面もイマイチ謎。
猫化して助けるメリットって少なすぎるだろ…。
そもそも主人公は本当に黒木のことを好きだったのか疑念が沸く。
クローゼットに隠れている間、黒木の太ももに男が触る場面があったけど、なんか反応が理性的なんだよな。
そこは感情に身を任せて怒り、今すぐにでも相手を殴り倒す憤りを見せるところなのに、そういった反応は一切なし。
彼女を守ろうとする熱いハートが足りない。ノラ猫のハートは冷たかったとさ。
◆夕莉シャチ
ノラが小学生の頃、浜辺に打ち上げられていたシャチを拾い、家に持ち帰ったのが家族の始まり。
住所不定の記憶喪失な彼女は、普通の人間ではなく、気象を予測する力と気候を調節する力があった。
シャチは亡きノラ母の願い(主人公が良き人と結婚し、幸せになること)を叶えるべく、ノラに相応しい結婚相手の女性を独自調査。
霊能力者ゴダイラ・ヨウコ、破壊神・ミサヨ、地下アイドルのウマリン。
ヒロインが一人もいない!
名前の時点で地雷臭が満載、写真を見る気にならない面々…シャチさん、あなたと結婚させて下さい(切実)
家族とは結婚できないと躱され、猫化したノラはキスも拒否される。
買い物帰りに汚れた体を洗うべく一緒にお風呂。
出会った頃、凹凸の無かった体は今じゃもう見違えて、お風呂上がりの裸を目の当たりにし、陥没乳首を舐めまわす。
シャチを意識し始めるが、彼女が今までノラに接してきたのは、母親の代わりと知って気落ち。
TVの取材の日、シャチが倒れ、代わりに炊事掃除洗濯をするノラ。
幼き頃、母が病気で床に伏せ、元気になる料理を作ろうと、海に食材を取りに行く話は胸がほっこりした。
始まりの海で、シャチのことは母親として見れないけど、母親にすることは出来る。
喧嘩の原因となった家系図は、縦の線で結ぶことは出来ないけど、横の線でなら結べる。
波に何度も掻き消されようとも、何度だって引いてやる。
「お前は俺の!!」
「大切な!!お嫁さんになるんだよ!!」の告白は、凄い良かった。
付き合い始めた翌日、シャチによる、将来的に結婚するための、乗り越えるハードルリストが作られ、キスが出来ない問題に直面。
パトリシアから調合した冥界の砂を繋ぎとして貰い、一時的に猫化を無効。
ベッドで添い寝から、恥ずかしがり屋乳首の秘密を教えてもらい、えっちな気持ちが盛り上がったところで、副作用の睡魔に襲われくっそ。
しかし翌朝の朝立ちご奉仕→初えっちの流れは最高にエロかった。
シャチの背中に付いている羽の機械(天界で開発された環境装置)ユーリは、シャチと愛を育んだことにより、機能が拡張し言語機能が追加された。
シャチ(オルキヌス0001番)が得た愛のデータを持ち帰り、命の繁栄に貢献させるべく、天界へ行かされそうになるが主人公と仲間が説得。
星の気候と同期したシャチは、その時の気持ちが空模様に現れる。
お昼休みの屋上でハードルリスト、後出しジャンケン(シャチが勝ち続ける度にキス)イベントに、顔がニヤける。
商店街の福引きで当てた、ロボット掃除機とマッサージ椅子に嫉妬する彼女だが、天気が大崩れすることはなく、基本的に晴天続きの毎日。
彼女が幸せそうで何よりだが、浮気疑惑やラッキースケベによる破天荒さも時折混ぜてくれれば、もっと楽しめたかな。
◆明日原ユウキ
猫カフェの猫が急遽不足し、ノラが駆り出される。
猫社会にもヒエラルキーは存在し、新人のノラは最下層として扱き使われる。
明日原の秘密、携帯の待ち受けと好きな人を知ってしまい、恥ずかしい心境の中、マゾボ様(ネコボス)による指令が下され、彼女をぺろぺろ。
マゾボ様が妊娠しながら働いているのを見て、妊活本を熟読するノラだが、シャチに目撃されあらぬ誤解を受ける。
明日原がミヨキチ(マゾボ様)捨てたのは、標的に晒されないよう守る為。
マゾボ様は無事出産しその帰り道、明日原にキスされたことでノラの秘密がバレる。
勝ち戦と思われたノラの告白は敗走が続き、他所の男に国られる明日原。
合コンの帰りに絡まれた彼女を颯爽と助けるが停学。
しかし条件反射で動いたからこそ、この気持ちは本当で、明日原に告白し付き合う二人。
猫から人間に戻った記念のキス写真を待ち受けにする。
胸元を開きブラを覗かせ誘惑する彼女の姿は、最高にそそる。
何カップか聞いちゃうのも無理はない、凄く知りたい、F!!
初えっちの場所を決めるやりとり好き。
「朝礼台の上」
「ヘンタイだな!ちょっとそれはどうかと思うなー!もうちょっと場所は選んでほしいかなー!」
「じゃーあー、教室?」
「朝礼台と何が違うんだ」
「全然違いません!?」
初めてはノラの部屋に決まり、AVを参考にしようと五本餞別。
その中に旅行のDVDを混ぜた時の明日原の反応、可愛い。
「ルール違反だと思いませんか。だって旅行のDVDですよ。アダルトじゃないですよね」
「将来的に、お前と行きたいなって」
「えっ、あぁ、あれっ、あ、うん、うん?えっ、ヤバ!」
「ノラパイ!」
「アタシの彼氏に、なってくれませんか!」
「もうなってる」
「っすよねぇ!っすよねぇ!幸せすぎて記憶喪失になりかけのアタシでした!はいキス」
明日原がグレていた頃に知り合った、悪い仲間に騙される主人公。
学校に行きたい嘘が嘘じゃないと分かるまで信じ続けるが、やっぱり騙されボコボコにされる。
彼女から教わったこと(もし理不尽なことがあるとして、そういう力を恨んじゃいけないんですよ)を守り、貫くその姿勢。
入院一歩手前までボコられて、その迂闊さを叱られるけれど、仲間(ノブチナと井田)が助けてくれるこの展開は、凄い好き。
仕返しを提案する井田に、明日原を思い諌めるノブチナ。
やられたらやり返す精神も嫌いじゃないけど、真に仲間を大切に考えるからこそ、報復の連鎖を断ち切るやりとりも良い。
しかしまぁ、物には限度ってものがある訳で、猫カフェの破壊に、猫たちに対する酷い暴力の数々。
これはもう怒髪天もので、怒れるノラに助太刀するノブチナと井田が大学に殴り込み。
不良の主犯(有望な野球のピッチャー)の腕を、怒りに任せてへし折ろうとするが、ギリギリのところで自制、そして停学。
明日原は、教師にノラたちとの関わりがあるか質問を受け、嘘を吐かず噛み付いて、言いたい事を言いまくる。
どこかの風紀員と違って、強い心を持っているあっすーは良いヒロインや。
一人だけ何も罰を受けていないことを気に病むが、仲間たちはもう済んだことで、大切な場所が守れたんだからそれで良いとさっぱり。
雨の中、一人泣いていた彼女にかけるノブチナの誤魔化し文句も好き。
「雨だからー、さんはい」
「わかんなかったー」
誰も捨てたくない、もう絶対に捨てない決意と共に、ノラと一生一緒にいる誓いを海へ叫ぶ。