ErogameScape -エロゲー批評空間-

isoisoさんの恋する気持ちのかさねかたの長文感想

ユーザー
isoiso
ゲーム
恋する気持ちのかさねかた
ブランド
ensemble
得点
75

一言コメント

よくある絵とキャラが可愛いだけの萌えゲー。しかし、ヒロイン(由希江)の下着選ぶイベントに関してだけは、忘れられない衝撃を与えてくれた。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

少子化の影響+主人公(皇城蓮)の兄である清桜学園理事長(皇城凛)と白羽学園理事長(柊美紀)の婚約によって学園が統合。
それによって生じる問題を解決しようってのが話の軸。


◆鏑木由希江
白羽学園学生会長で、隣の家同士の幼馴染。
秋野花さんって後輩キャラ多い印象だから、年上の落ち着いた声は何だか新鮮。
窓越しから見せつける毎朝の着替えに、バスタオル一枚で誘惑とエロさが半端ない。
ランジェリーショップで下着を選ぶとき、ノーブラの胸元を指で開いて見せてから、口紅で書かれた『Look at me』の文字は、衝撃的なエロさだった。
一度着替えて、わざわざ下着を脱いでくる積極性も好き。
ポストに自撮りのオナニーDVDを投函したり、主人公の前でだけ淫らな姿を見せてくれるのも堪らない。
生徒会室で窓に胸を押し付けながら、見られるかもしれないスリリングなえっちに、商店街をローター入れながら歩く羞恥プレイ。
公園の茂みで全裸になった彼女の両手をベルトで縛り、騎乗位で突き上げるえっちと、全てがエロい。
学園統合に伴い、生徒会を統合するか再選挙をするかの問題が浮上。
由希江と部屋で話し合い、それぞれの生徒会長候補を相手の学園が投票し決めることを提案し可決。
主人公は選挙管理委員になり、倒れるまで働き続け、周囲もその頑張りに感化され、学園の垣根を越えての協力関係が築かれる。
生徒会長選挙は予想を裏切ることなく沙織に決まり、最後は由希江の演説で締め。


◆月島沙織
清桜学園学生会長を務めるあじ秋刀魚。
主人公だけが知っている彼女の秘密。
月島家の娘として普段は優等生を演じている彼女だが、学生会室だけは息抜きしダラけ姿を見せる。
遺産は娘とその結婚相手に相続させると決めた沙織の義父は、長期の海外出張で家を離れ、親族間のお見合い論争が勃発した為、蓮邸に宿泊。
義父が帰国するまでの間、恋人役を演じようと決めた翌日、学園に再び親族が押しかけ、熱いキスで相思相愛をアピール。
キス慣れしている主人公に対して、自分はファーストキスだったのにとヤキモチする姿が可愛い。
お金で人が変わる親族を見てきた沙織は、義父(家族)だけが信じられる存在だったが、主人公も同様に信じたいと思い、主人公もその気持ちに答えてえっち。
叔父の嘘の密告(娘を誑かしている男が居る→海外留学)によって幸せな毎日は崩れ去るが、蓮は沙織と共に海外留学を決意。
しかし兄の了承が得られず意見が平行線を辿る為、カードゲーム(リッター)で勝負し決着。
義父が海外留学を取り消さなかった理由(主人公の決意を図る)を教えられ、家族公認の仲となり、卒業後結婚の約束を交わして終わり。


◆柊美桜
白羽学園理事長(柊美紀)の妹。
口から覗く八重歯が可愛い。
学園統合に反対している彼女に理由を聞くべく、連日寮に押しかける主人公。
周囲の女生徒と寮長のおばちゃんに彼氏と勘違いされ、応援される雰囲気が何とも心地良い。
白羽学園の生徒として卒業したい美桜に協力すると約束した矢先、学生寮統合の前倒しが決まり意気消沈。
大切な白羽学園(早くに失くした父との思い出が詰まってる)が無くなることを受け入れた上で、これからどうするかを前向きに考え始める。
学生寮が無くなる日が迫り、泊まる場所無くなる予定の彼女は蓮の家で同棲。
一花が友達の家に泊まる日、二人っきりのシチュエーションに加えて、彼女の秘密(夜にホラー映画を観た影響で一人で眠れない)も合わさり初えっち。
弟妹が付き合い始めた噂を聞き、事実確認後の婚約提案。
定例会議で他の女の子と話す主人公を陰から覗いてヤキモチを焼き、自分だけを見てくれるようオナニー披露。
白羽学園は全てを更地にせず、状態維持で将来的に清桜の付属校を提案し、本校舎の取り壊しが無くなる。


◆鳴海朱子
学園統合によって白羽の部室を視察に行くと、着替え中の朱子に遭遇。
その貸しを返すべくビーチバレーの練習に参加。
合同体育祭で白羽学園女子ビーチバレー部が、清桜学園の男子バレー部とビーチバレー勝負に勝てば部の存続を認めて欲しいと提案。
その助っ人に主人公も加わり、練習を一緒にするが連携が上手くいかない二人。
寮生活だと門限に縛られる為、練習時間を増やすべく蓮の家に了承を得ることなく来訪し、しばらく泊まると言い出す…何だこいつ図々しい奴だな。
寝ぼけた彼女を朝練に引っ張り、時間ギリギリまで練習してからの一緒にシャワー室。
油断から胸を曝け出したのは、ご褒美として受け取っておこう。
一花との阿吽の呼吸を見せつけられ、カップルのように振舞うことで連携の向上を目論み休日デート。
本当の恋人同士になり、息のあったプレーが出来るようになったのも束の間。
本番前日に足を挫いてしまい試合に臨むことになり、結果は惜敗。
しかし頑張りは汲んで貰い、部は存続することになる。


◆久遠寺ひより
ウェイトレスの格好を褒め、過剰な返答が返ってくるのが可愛い。
「わたし一生この服で暮らしますっ!」
「だって、先輩が似合うって言ったから、今日から毎日コスプレ記念日♪」
「兄さん……軽々しくひよりちゃんを褒めないで下さい」
しかし、コトある毎に妄想の世界に飛ぶ、お花畑な頭には失笑。
ディソードを顕現させられそうな妄想力は、別作品で発揮しようね。
バリスタになて、素敵な男性と喫茶店を開くのが夢で、憧れの福島先生がカフェテリアの顧問を勤めている為にアルバイト。
父が襲来し、今更の学園統合反対によって、周囲の反感を買い、ひよりの父とバレることを恐れ寮生活は危険と判断し主人公宅へ。
ひより父との意見は平行線で、幾度の怒鳴り込みに娘も被害を被り、転入を強行されそうになるが急場を凌ぐ。
ふくちゃん先生の元、バリスタの資格を取るべく特訓を積み、試験前日に一足早く父に成果を見せる。
母との約束(いつまでも父と仲良くする)を果たすべく、コーヒーをおいしく入れる勉強をしていく内に、夢中になっていた。
試験結果は駄目だったが、翌年には合格し、数年後ひよりの夢は叶う。


◆皇城一花
父の再婚相手の連れ子で義妹。
カップルコンテストのプロポーズをきっかけに付き合うことになり、その夜に早々えっち。
兄から絶対面倒なこと言われるだろと思ってたら、幸せな状態で幕引き。