オチ×チンとオチ×ポを使い分ける理由とは?
ヒロイン全員がエロシーン中、オチ×チンとオチ×ポの二通りの呼び方をする。
感情の昂ぶりで変化するのか?と真面目に読んでいたのだが、終始その規則性を見出すことは出来なかった。
CGも美しく実用性充分で良かったけれど、その一点がどうしても気になって仕方がない為、オチ×ポ呼びに統一して欲しい。(切実)
ヒロインが人を撲殺する冒頭から始まり、美麗なグラフィックに魅了され作品へと引き込まれる。
繰り返される5月5日の謎や主人公の能力(他人の感情が色付いて視える)が、今後どのようにシナリオに絡んでくるのか。
色々と思考を巡らし読みたくなる入り方であったが蓋を開けてみれば、「エロシーン最高だったな!!」の一言に尽きる、マジで。
◆シナリオ要約、感想
・折口 美羽√
cv春日アンにお兄ちゃんって呼ばれると、「ラブラブル」の花穂ちゃんがチラついて仕方ないのは私だけ?
主人公と双子の妹。
固くなに兄妹という関係に固執するのは、一心同体で居続けたいが故。
自分を女ではなく諒人と思い込み同一視していた子供時代を知って、なかなかネジ外れてるキャラだと思った。
一度はエデンから出ていこうとするものの、美羽が作り出した過去の罪(父の無理心中の原因の一端)が諒人を殺す。
死別のショックでエデンの居心地を思い返し、現実世界へ戻れなくなるが、諒人の言葉で簡単に抜け出す。
エピローグで普通の学園生活を送る兄妹。
そしてクラスに溶け込むみさき。
お前いつの間にラビリンスから抜け出したの?と疑念を抱かずにはいられなかった。
・真鶴 みさき√
性的虐待を受けてた割に、処女を喪失していたわけでもなく、エロシーンも普通に受け入れる姿は、物語としてはイマイチ。
その代わりエロは充実していたとも言える。(マグロ女じゃないし)
みさきの作り出したトラウマ(ロリコン親父)に主人公が一撃を与えて解決。
それによって、見たくないものも見れるようになり、コンタクトをするようになる。
過去の入水事件は、自身の汚れた身体を洗い落とそうとしたが故の行動。
兄の嫁に温泉に誘われ、体中に縛られた痣を見せつけられ、事の真相を結婚式で聞こうとするも聞けずにラビリンスへ。
真相を聞く決意を胸に現実に戻ろうとするが、門前に横たわる死体。
みさきが自身のトラウマと向き合い解決。(物理)
ラビリンスを抜け出た先、隣には美羽が…ってあれ?
エデンに残った妹が兄を追って来たとしても、記憶の欠落が謎。
疑問は残りつつも当初の目的を果たすべく物語は進む。
兄の性癖と過去のみさきへの行いを知り、謝罪を要求するも襲われるが力で捩じ伏せる。(その体躯に似合わず兄貴弱ッ!!)
物事の解決方法が基本的に腕力任せで、兄の処遇も(もう関わらないで)それだけ?という気持ちが残り、釈然としないものがあった。
・真乗寺 文音√
文音の前に現れる血塗れの妹。(麻由紀)
転落事故で植物状態となり、献身的な介護をするがエデンに入る前日(5/4)に死亡。
妹の転落現場を発見してから通報が遅れた後ろめたさ(転んで歩けず蹲ってた)を主人公に告白し、軽蔑されなかったことでトラウマは消える。
罪の意識は和らいだが、文音がエデンに居続けたい気持ちは変わらず。
現実世界で交通事故に遭っていた事実が明かされる。
また、美羽から語られる麻由紀の事故の真相。(諒人が突き飛ばして折れたお気に入りのヒール)
これについては完全に自業自得で同情の余地が無かった。
美羽が諒人を思って黙っていたことや、事の顛末がバレないようサンダルを履かせたりしたことの方が好印象である。
諒人との子供に思いを馳せ、現実世界へ戻る二人。
植物状態になっていたが、主人公の呼び声で目を覚ます。
エピローグで産まれた赤ちゃんを抱いているCGがあったが、今までの美麗なグラフィックとは一転。
キューピーマヨネーズを彷彿させるような絵がちょっと気になった。
・摩庭 祥子√
作品の雰囲気が「黄昏のシンセミア」みたいで「しょうこ」という名前。
ジャコスが頭に浮かぶのは仕方がない。
3年前の夏、ひまわり畑で人を殺したのではなく、自殺したおっさんの顔を損壊させてただけ。(期待させといて何だよそれ!)
祥子の男嫌いは、病床の母から心離れていき、売娼婦に殺された父が原因。
襖の奥のゴミ袋が、過去に祥子を襲ったレイプ未遂事件の犯人(みさき父)であり、わざわざその人形を用意し拷問をかけて閉じ込めることから、相当憎かったのだろう。(そんな風には見えなかったけど)
祥子の母は既に他界していたが、母と共にありたい思いがエデンを作り上げた。
結局エデンという都合の良い世界は、季節外れのひまわりが起こした奇跡の一言で片付けられてしまう。
また、主人公の視える世界(他人の感情色)は、両親の死を都合良く解釈し創り出した虚構。
祥子に両親の死の真相(焼死体のボクサースタイル)を指摘され、お互いの壊れた心を直す約束を交わし、作品は幕を閉じる。
伏線の数々が回収される本作のグランドルートだが、肩透かしの内容が多く残念であった。
余談だが、毒蛸からのラブレターを諒人に渡さず、川に流す美羽の行動は痛快であった。
名前から察するに見た目もブスだったに違いない。(確信)
外敵から兄を守る美羽は妹の鏡だった、愛してる。
◆エロ
回想枠24(続けてプレイの場合)
巨乳2、普乳1、貧乳1の良いバランス。
作中一番の貧乳ヒロインもCGの塗りが素晴らしく、実用性に足る点が秀逸である。
淫語も喋り、綺麗なアナルにモザイクも一切かからず、エロの満足度としては期待値を超えてくれた。
◆システム
章毎に物語を選択可能で、好感度が低ければその選択肢だけ選んで進める点は助かった。
スキップやオートを選択する際、1拍置いてから動作する点は改善して欲しい。
あとは、バックログジャンプの搭載さえあれば不満は無し。