再プレイ後の感想。
去年コンプ済みだったのだがかにしの終了後再プレイ。まあ冬だし。
多くの方同様、自分もほなにー一押しなわけです。つか最高。さいろーさんは神。まあそれはおいといても、作品全体を貫くほんわかな雰囲気が点数を上げる要因になっています。一回目のプレイのときは椿さんシナリオがやや冗長だな、とかドラマの少ないゲームだな、とか思ったわけですが、改めてやるとテキストのそこかしこに仕込みが入ってるわけですね。飛ばし読みは禁物です。デンキヤの長台詞も最後まで聞いてあげてこそってもんですよね。
ゆのはが嫌いと言う人もけっこういるようです。前半、たしかにイラッとさせられる瞬間もありますが、まあ手のかかる子ほど可愛いともいいますし。妹というか共犯というか、相棒に近い存在だと思えば許せる範囲でしょう。後半なんて可愛くてしょうがないですしね。
蛇足ですが、ゆのはエンドを再度見たら、ああこれはかにしののみさきちエンドに通じるものがあるのだなあと思いました。
「世界の果てから、僕らは旅立つ。かけがえのない相棒と一緒に」
丸谷さん流石と言うべきでしょうね。どちらのエンドも素晴らしく爽やかで暖かでした。人生という旅を歩みながら、それでも彼等はその場所を忘れないでしょう。素敵なはじまりの場所に、彼等はいつかきっと帰って来る。そう思ってしまうのは、この場所に帰りたいと思ってしまうのはプレイヤーもまた同様なのです。
素敵なゆのはな町にこれからも幸いあれ。