心が一度折れてしまった人、あるいは社会人になってから壁にぶち当たっているような人に。
そんな人がこのゲームをやると、恐らく非常に痛みを感じるのではないか。
でも、最後までやったなら、きっとどこかに清々しさを感じられると思う。
kimちーさんの絵がどうしても好みを分けると思う。
エロシーンについても、絵の好みもさることながら、物語に入り込めば入り込むほどかえって抜けないという事態に陥りかねない重さを持っているので実用性についてもやや疑問符はつく。
しかし、音楽と演出と物語の非常に高いレベルでの融合は、そんな些細な欠点を忘れさせてしまうだけの魅力を放っている。
出来れば冬か早春の時期にやることを薦める。
その先への希望を、きっとあなたも手にすることができるだろう。