桔梗→来香→睡蓮→ジニー→吟情→みつ→駒子の順でクリア。
最後、駒子だけはちょっと攻略に頼りましたが、まあ好感度とアイテムは引き継ぎできるので、何回もやってればヒロイン攻略自体はそんな難しくはないはず。
早い時期に告白してないと、または逆告白されないと見られないイベントがあるのは前作と同様ですね。
以下、ヒロイン別に少々。
>桔梗
センターヒロインらしく嫌味のないお嬢様。可愛いです。共通ルートでの仄かな恋心の描写も悪くない。
ただ、個別に関してはストレートすぎるというか、短く抑えたことが返って裏目に出たような気もします。
えちぃは三回ありますが、一回目が一番エロいのってどうなんだろう……今回、スタッフの誰かの趣味が出たのか、お尻をクローズアップした描写が多いので、お尻フェチ(いるの?)は嬉しいかも。
>来香
序盤から主人公との絡みも結構多く、個人的には一番好きなヒロイン……なのですが、こちらも個別は少々ストレートすぎるような。あと、好感度積み上げていくと二年目春で逆告白されるのですが、そのタイミングが微妙に唐突な気がしました。それが来香さんらしいといえばそうなのかもしれませんが。
えちぃは正直胸が無さ過ぎて……かわいそうです(´;ω;`) ブワッ
>睡蓮
攻略可サブヒロインその一。吉原の花魁。
サブ故お話は極めてシンプルですが、睡蓮に関しては丁度いいバランスだったかも。エンディングの一枚絵は本作で一番のお気に入りです。
いい女は年を食ってもかわいいというお話。
>ジニー
唐突に爺さんが出てきた時はどうしようかと思いました。
全体的に、悲恋の筈なのにそう感じさせるタメに欠けるような。
あと、告白が遅れると結構見損ねるイベントが多い気がしました。
もうちょっと共通の途中でジニーが文人に、文人がジニーに惹かれるきっかけになるようなわかりやすいイベントを挟んでも良かった気も。
>吟情
先生。三回目の眼鏡えちぃはエロい。そこが一番の見所……というのは嘘ですが、こちらは個別のストレートさがいい方に出た印象。終始明るいトーンで話も進んでいくので、素直に楽しめました。
>みつ
最初から主人公を好き好きな唯一(?)のヒロイン。おっぱいおっぱい。
さておき、ふとましい体型が好きな方なら大変気に入るのではないかと。
結構新鮮なレベルですよね……
方言萌えはよくわからないですが、とりたてて不自然さは感じませんでした。
地元の人が聞くといろいろと違うのでしょうが。
>駒子
攻略可サブヒロインその二。冬の旅行時、ある条件を満たしていると出現するゲスト。
今回唯一のロリですね。可愛いけどそれ以外に売りがあるかというと……どうだろう。
いじらしい子なのは確か。
>その他
システムはシュガスパと比較して向上した点もそうでない点もあり、という印象。
行動ポイント制がなくなったのは経験枠と引き替えですが、これはどちらが良いとも言い難いかなあ。
季節の終わりに習作を書かねばならない都合上、2周目以降は既に見ているイベントでも経験を溜めるためにチェックしなければならない――これは前作より後退した点かもしれません。
アイテムなどによって好感度調整が楽になったのに、こちらで余計な手数をかけさせるのはどうなのかという気もします。まあ大体はスキップできるけどさ。
一方で、スキップ不可のイベントではテキストが毎回変るのかと思ったらそういうわけでもなかったり。
それならスキップ可にしてくれよ、とは思いました。
後、システムの重さ・不安定さも前回とさほど変らず。まあ、パッチ1.2が出たので今後は大丈夫でしょうが。
えちぃに関しては明らかに薄くなっています。シチュも減ったし。
汁描写は相変わらずエロいですが、肌の塗りとかちょっと変って全体に色が薄くなったような気もしますね。
あと、おそよさんが攻略できないという重大なバグがあるので(ry
向上したかな、と思ったのは特定の条件を満たすと出てくるイベントを発生させる際のハードル設定。
一部で判りづらいものもありましたが、ほとんどは何回かやってるとこの辺かなーと予測がつくので、全アイテムコンプしたいとでも思わない限り、攻略は見なくてもなんとかなるレベルでしょう。
最も、こちらでストレス減の分上記の既読イベント処理ではストレスが増えているわけで、総合して考えるとシュガスパから大きく進歩したとは言いづらい部分も。この辺はまだ試行錯誤の段階なのかもしれません。
最近はこういうシステムを採用しているブランドも貴重なので、今後さらに磨いていってほしいものです。
総じて「もったいない」感の残る作品ではありますが、共通ルートでのびっくり箱にも似た楽しさは相変わらず――ということで、個人的には最後まで楽しんでプレイできました。ぎん太女史の絵やこのブランドの雰囲気が好きならやって損はしないでしょう。逆にシュガスパでもシナリオが物足りなくて不満を持った ――とか、そういう方だとやや厳しい気もしないでもないですが、この辺は人それぞれということで、まあ。