かがりのルートはよかった
前作に比べて全体的にノーマルな作風になっている。
ただ、そのせいで前作の衝撃から拍子抜けした感もある。
エロは基本揃っており、実用性は十分。
OPも前作ほどでもないが中々良い。
…以上、褒めちぎり部分。下記から強めの批判が始まります。
まずBGM。
エッチシーンのBGMといえばどういうものを思い浮かべるでしょうか。
神秘的な？
バラードな？
切ないピアノ伴奏な？
いいえ、違います。
牧 歌 で す 。
草原にのんびりと牛が闊歩していてもおかしくないのどかさ。
BGMとしては悪くはないでしょう。でも、エッチシーンで使うのはどうよ！？
このせいで、中々用途としての使い道が辛かったです。
シナリオに関してですが、かがりは問題ないでしょう。山あり谷あり、そしてデレたときの甘えっぷりは
かなり胸にズシーンときます。
では他は？
雛子→特に大きな理由もなく歌が歌えなくなって、歌えるようになったと思ったら旅立ちエンド。え？
このか→莉乃のわがままと親父の身勝手さで振り回されるキャラ崩壊このかの苦悩。え、え、え？？
鼎→特に大きな理由もなくスランプに陥るけど、エッチしてたら治りました。えー…
このように一行で表せるほど薄っぺらいです。まぁ、抜きゲーなのでシナリオに過度な期待はしてないですけどね。
ただ、シナリオの要所要所に「ほれ、ここでどうなるか見てろ？…はい、感動したでしょ？でしょ？」
的なわざとらしい安いテキストで無理やりなドラマに仕立ててしまっているのが問題です。
その点前作のピュアガールは基本バカシナリオで、あまりシナリオを読ませない工夫がされていました。
で、こっちはどうかというと…中途半端なシナリオ加味によって、非常に質の低いドラマを繰り広げてしまってます。
特にこのかルートね。このルートは真っ先に消化するか、やらないほうがいいです。
それと、エッチシーンは何故か前作から減ってます。ここも地味にマイナス点です。
かなり期待していましたが、結構期待外れでした。
購入を考えてる人は、ピュアガールのほうをおすすめします。