後ろ、後ろ!・・・適切な行動を取れば振り向いて、しかも気づいてくれます。その試行錯誤が何より楽しい。例によって解き方のバレは無いと思いますが、怖い方は避けて下さるようお願いします。
ANOSシステム、もうほとんど完成形に近いと思いますが、それでも細々と進化していますね。
特にユーザービリティの点で。パッドを使うとより実感。
システムの使いやすさは後回しにされがちですが、
複雑なフラグや膨大な記憶管理があるのにも関わらず
スキップ、「記憶」の点で苛々しなかったのには頭が下がります。
しかしスキップを使いすぎると見落としっぱなしで終わってしまう。
その匙加減が絶妙。記憶管理+スキップの総当たりだけでは絶対に解けない。
背景の些細な変化も見落とさずに、あーでもないこーでもないと考えながら
ニヤニヤする二年越しの至福の時間。
選択肢が全く意味をなさない紙芝居ADVももちろん好きです。
頻繁な場所移動、唐突な暗号や迷路が出てくる探偵ADVも好きです。
しかし、それらはあくまで「物語」主体で「ゲーム」が主体ではありません。
久々に、ゲームをやっている感触を堪能しました。
以下ネガティブ点。
背景が動くと、少々重いかな?と思いました。
マシンパワーは十分だと思うんですが・・・。
それからOHPに有るとおり、完結してる未完(分かりにくい)の作品ですね。
ストーリーも前作ほどで何もかも報われないのでは無いですが、少々鬱入ります。
私は好きですが、鬱展開はちょっと・・・って方には勧められないかも。
さて、第五作はいつになるかな・・・。
記憶が薄れる頃を狙って、それまで今作を何周やってしまうことやら。