部分部分はいい所もあったけど、気になる点も多かった作品でした。
所々、個人的に良かったと思う点もあったのでやや甘めの評価をしましたが、欠点もそれなりに多いと感じた作品でした。
まずもっとも気になったのが、シナリオと主人公の設定。共通部分の中盤までは生徒のためにそれなりに働くいい先生なのですが個別に入る中盤以降、特に凌辱ルートに入ると前半の主人公と性格が違いすぎてかなり違和感を感じました。メインの3人にいずれも純愛・凌辱ルートがありますが、問題は凌辱ルートの方が7対3の割合(加えてHの比率も)くらいで力が入っていること。せめて逆だったらもう少し違和感を感じなかった気がします。それ以前に無理して凌辱ルートを作る必要があったのか?という気もしますね。純愛系のルートに力を入れて、おまけのBadエンドで多少凌辱っぽいのを入れた方が物語的にすっきりしたと思いますね。
システム面ではディスクをいれないと起動できないのでこれはマイナス点でした。その他の機能は一通りそろっていると思います。
ヒロインはメインの未亡人に人妻2名と教え子の生徒の姉が1名の計4人。
個人的にちょっと残念だったのが、教え子の姉である健気な八束 美野里が一番のお気に入ったのですが、そのキャラの出番が一番少なかったことですね。まあラストはそれなりによかったので納得するようにしましたが。ちなみにもし彼女がいなかったら多分-10点近く引いていました(苦笑)
プロテクトの関係で私のメインのPCでは起動しなかったり、シナリオ等を含めて全体的に作りの粗い作品というのは間違いないと思いますが、部分部分いい所もあったのでちょっともったいないと思える作品でした。
それにしてもタイトルには偽りありです。登場ヒロインのいったいどのあたりが淑女なのでしょうか?(苦笑)