メインヒロインのヒマリありきの作品で、それ以外のキャラはやや印象が薄く各ルートのシナリオも弱い感じです。
タイトル通りといえばそうなりますが、第1王女でメインヒロインのヒマリの存在感が圧倒的であり、良くも悪くもヒマリゲーでした。
攻略ヒロインは4名いますが、キャラの魅力と比較的シナリオのバランスがとれているのはヒマリだけで、ほか3名はかなり微妙という印象です。というのも後の3名は個別ルートに入ると共通からの謎はほとんど触れることなく、それぞれの物語が進んでいって終わるという感じになります(その物語も正直もう一つ盛り上がりに欠ける出来…。)よってメインヒロインのヒマリを最初に攻略すると物語の全容がわかってしまうこともあり、人によっては他3名のヒロインを攻略する気がなくなるかもしれませんね。
またヒロインのキャラの魅力の方もヒマリが頭一つ抜けている感じです。ルカとフィオはまあまあですが、第2王女で一応プリンセスである妹のカノンは、自分のルートはともかく他のルートでは個別に入るとほとんど出てこなくなってかなり影が薄いです。またキャラとしての魅力もあまりないので個人的にはイマイチでした。
金目鯛ぴんく氏の絵が好みだったことと比較的中古で安かったので購入してみましたが、
全体的にはシナリオ、キャラともにもう一つだったかなと印象の作品でした。