ムービーでエロゲを選ぶのは間違いであると教えてくれた作品
似たような雰囲気の某奇跡系冬ゲーをやった時にも思いましたが、
完成された箱庭を眺めるようなゲームは自分には向いてないらしい。
主人公やヒロインたちに強いられる選択も「自分が消えればあの人が助かる」レベルのありふれたものばかり。
日常の会話も、大雑把にこしらえたキャラクターの上をただ滑らせているようなものばかりで、
キャラに魅力を感じることもなく、終始グッと来る要素はない。
七海は若干例外。
ただ、離島の緩やかな雰囲気作りみたいなものは作品を通して徹底されていて、
こういう所に魅力を感じることができれば良作品に思えたのかもしれないなぁとは思った。
惜しかったとかではなく、根本的に面白さを備える余地のなかったように思われる作品。