このゲームに関しては最早一人ひとりの評価とか意味ないんじゃないかと思う。
メイン三人の行動を全て納得して受け入れられる人はいないでしょう
いや、いるのかも知れませんが、そういう人は作品に対して完全に受身の態勢になってしまっていて、展開、またそれによる心理変動についての思考をストップさせてしまっている、ライターの言いなり状態に陥ってると思います
そう思わざるをえない場面が山ほど在りました
でもそれ自体にはなんの問題もない。そもそも予想の及ぶ範囲でしか展開しない作品なんてプレイする価値すら無い
その納得できない行動の数々をどう感じるかが問題
これに関してはプレイヤー次第
受け入れて感動する人もいれば、イラつき苦痛を感じる人もいる
この作品に関しては99.9%がヒトの心・恋愛感情を軸に展開を進めるため、ロジカルに完璧な批評を作成することは不可能でしょう
一般的な倫理観や常識をぶっちぎった行動にも「だってそれが恋愛ってもんだから」の一言で片が付きます
「んなこと言ったら恋愛ゲーム全部そうじゃ」とか思うかも知れませんが、この作品ほど展開において恋愛感情が要素の全てになっている作品は稀でしょう
私自身は、勝手に不幸になる選択を繰り返して「俺が悪い」「悪いのは私」「私はダメ人間」の自虐を繰り返す様が茶番にしか見えなかったのでこの作品に対しては否定的です
ただ、そのような悲劇チックな展開に美徳を感じる人から見ればこの作品も名作になるのでしょう
上記について例を上げてだらだら述べてもいいんですが、結局「アリ」「ナシ」の二元論に収束しそうなのでやめておきます
ひとつだけ
台詞と台詞の間にハルキのモノローグを突っ込んでサンドイッチするアレ、この作品で何十何百回も使用されてましたが個人的には大っ嫌いです
いちいち上手いこと言おうとして暗喩になってたり倒置になってたりして読み進めるのが苦痛でした
この作品がやたら長く感じた要因だと思います
今後はやめてほしい