シリーズファン歓喜のお祭りは時空すら越え、本編の壮大なプロローグとなりエピローグとなる。無礼講の創立祭は目立ったもの勝ちな弱肉強食で、ハイテンションは正義だひゃっはー! そしてロリババア大勝利なの、もぐもぐ。
おはちんこVanadis!
さあさあ、おちんちんだぁい好きな魔物娘だぁい好きな大きいお友達諸君。待ちに待ったお祭り開催だよ!
最近めっきり商業フルプライス購入が減った僕だけど、厳選した分公式通販でお布施だよ!
こんなに高いのかという視線も感じるけど、むしろ人外ハーレムがこんなに安くていいのかって話だよ。
まあ価値観は人それぞれだしね。人魔共存を夢にしてもいいし、悪魔なのにお金が全てだっていい。
というか二次元でも先立つものはお金って世知辛いな!
でも、これだけ協力してくれる仲魔がいれば、途中めちゃくちゃでも何とかなるもんさ。
ラミア(ハーフ娘)、アウラウネ、スライム、スキュラ(ハーフ娘)、アラクネ、ハーピー(ハーフ娘)、一つ目鬼、
ドラゴン、ドール、ケンタウロス、ハニービー、幽霊、バク、花の精、悪魔。
よくもまあ、これだけ揃ったものだと感慨深くなるよ。
今でこそ魔物娘ゲーは認知されつつあるけど、シリーズ当初なんてチャレンジャーすぎると言われたものさ。
緑肌とか、一つ目とか、デュラハン状態とか。それでも愛があれば何とかなるのさ。
だが愛とは、本質的に不公平なもの。
博愛精神あふれるディレクター影花氏といえども、やはり扱いやすさの差は生まれてしまうのだ。
創立祭の準備というフィールドでは、ツッコミや毒舌の切れ味が鈍り、何となく常識人ポジションに落ち着いてしまう。
それ故、レイミア、ラキス、ルピュア、ビビ、シレーネあたりは本編ほどの活躍はなかった。
ビビが常識人とは不思議かもしれないが、これはそれぞれの本編後なのだ。
だから女王蜂として落ち着いてくるし、ラキス母さんも丸くなるし、でもヴェーラはヴェーラだった。
変わったといえば、純情可憐キャラだったリンは、一途に空気の読めないサクラ君みたいな駄目進化まっしぐら。
おかん的存在だったファムも、銭ゲバ悪魔と絡んでいるうちに、ポンコツ度が増してかわいい!でもマジ困る事態に。
巻き込まれ不憫なミリーア、マイペースなスィークやコメットは、その特徴を伸ばしてキャラ立ちしているの。
コメットやスィークなど見た目の変わらない、いわゆるロリババアは時代をまたいで活躍。
しかもコメットの孤児院に本作主人公がいるので、彼女を「おふくろ」と呼ぶ新鮮な興奮g「ママと呼べ」(byコメット
そして学園に深く関わる思念体ファム、上位種族な新キャラのメティも、時代を超えて物語に関わってくる。
未来の為に頑張る親世代、先代の心意気に応える子世代、理想を取り戻す為に奔走する孫世代。
各時代の創立祭を成功させるには、過去視どころか過去干渉という非常手段まで必要に。
影花氏は「お祭りだよ全員集合!」と分かりやすい号令をかけつつ、本作を単なるエピソード集にはしなかったのだ。
そしてエピソード集にしなかった結果、シンク先生が超ハーレム状態に。
アヴェスに二人妻、ヒビキの三人妻も中々だが、7人からエッチを求められて全て応える性職者には脱帽だよ。
新作主人公のフェスも、分かりやすい幼馴染以外にも何のかんのモテモテで、しあわせだなあ!
本編では比較的単純な選択肢だったが、本作ではきちんと考えないと途中で詰まってしまう事もある。
まあシリーズ経験者がきちんと会話を追えば、まず大丈夫。
ヒロインルートの分岐も、分かりやすいイベント名になっているしね。
本作ヒロインは、臆病でフェスべったりな幼馴染レテス。飄々とした友人プルヌス。銭ゲバ悪友メティ。
獏に近いレテスと、アルカスの木の精プルヌスは、過去視と過去干渉に関わるポジション。
金貸し悪魔メティは、懐事情の厳しい学園運営に関わるポジション。
名は体を現すお祭り野郎フェスは、根明なスケベでボケもツッコミもこなす、中々見所のある男。
おかげで恋愛要素は薄くなったが、異種族が結ばれるまでの一波乱はきちんとあります。
本作の挑戦心を私は好ましく思うが、反面で残念なところもある。
それはエロシーンの更なるノーマル化だ。
もとより和姦寄りなシリーズであったが、本作では各種族らしいギミックよりもイチャラブ重視が鮮明に。
私はフェラスキーなので元は取ったけれども、ガチ魔物ックスを好む層には厳しいかもしれない。
この傾向が本作のお祭り期間限定なのかどうか、今後に注視したい。
あとシーン数も新キャラ4回、旧キャラ2回なのだが、一部キャラは1回しかなくて涙目の可能性も。
スィーク好き、ヴェーラ好き、ビビ好きは泣いていい。うぅ・・・
少し気になった事と言えば、展開の重複部分だ。
親世代が用意した謎解きを、子・孫世代で解いていく展開上、どうしても線をなぞる感じがしてしまう。
だからこそ、バトンタッチをしてる実感もあるので、その辺は好みの問題かもしれない。
今後といえば、ファムとスィークが遥か昔に縁があったらしい事も気になった。
「昔のように人魔が共存する場所となってほしい」というファムの願いは、魔物娘の館シリーズに繋がる可能性が。
本作でも、聖もんむす学園より作品世界が広がったように、更なる展開があったら面白いなぁ。
さて、珍味料理の下ごしらえはこれくらいで良いだろう。
ここからはキャラ愛に正直になってコメットちゃんかわいい連呼タイムだ!
あの棒読みのようで妙なアクセントの、毒とボケとメタネタ混ぜ混ぜの、コメットちゃんトークがまた聞けて、
子世代では腹黒化リンと丁々発止、孫世代では母親役という強キャラポジションで縦横無尽。ああやっぱり楽しいなあ!
本編で撒いた孤児院という種から、人魔幼馴染という花が咲いたのも感慨深いなぁ・・・
縦横無尽といえばヴェーラも、立ち絵なしの幼年期から大活躍。
その分ミリータの不憫っぷりも増している気もするが、彼女はほら、涙目になるほど輝くからあきらめよう。
最後の選択肢で、頼むぜヴェーラ!とポチってエンディング講座行きなのは、僕だけじゃないと信じたい。
親世代からは、孫世代まで登場して食欲魔人っぷりを見せつけるスィークが強い。もぐもぐ
己に素直なロリっぽさと、周りを諭すババアっぽさの同居は、本編でうだうだ悩んだのが嘘のように素晴らしい。
とはいえ、やはり人間ヒビキとの別れが近い事を話す時は、ちょっとだけ切ないの・・・
ファムも全世代に登場するが、フェスには直接見ることができないので、孫世代での印象は薄かった。
エッチでは、ファムの幽体を通過しつつ逆アナルされちゃうマニアックさに、俺のシンク先生(隠語)が大歓喜。
本作では、かなりシンクにベタ惚れ状態で、普通に正妻レースに参加してきます。いいねぇ
シンク杯正妻レース参加者では、やはりリンの痛々しさが輝いている。
真っ直ぐなのはいいが、つい本音を漏らしたり空回りしたり、既にシンクからも問題児扱いされてる始末。
コメットと同レベルに張り合い、孫世代からも呆れられるのは、ギャグ的においしいです。
残念キャラでは、やはりビビ。
せっかく羽を伸ばしに来たのに、創立祭の準備で期待される役割を果たす方が多く、奔放なビビ様は何処へ。
ぶぶづけ氏の「学園フェス通じてもっとビビのお口シーンを描きたかった」との無念にも同意。よよよ(byコメット
色々と書いてきたが、こうしてお祭りが終わってしまうと、一抹の寂しさが湧き上がってくる。
基本ハイテンションなので、一気にプレイするには疲れてしまうが、わいわいと騒がしいからこそ楽しかった。
最後に各時代入り乱れてのお祭りは、ここまでシリーズをプレイしてきて良かったと本心から思えた。
ヒトと魔物の関係は、相容れない生き方をしているから面白い。
でも、共存を目指す生き方があっても良いと思うし、その実現に邁進する彼らの姿は良いものだと思う。
だからさ、気になったんなら聖もんむす学園を即買ってヴェーラ海賊団へ一緒に入ろうぜ!!ひゃっはー!!!