何という直球なタイトル、直球な妹。かの大投手マーさんと対峙したバッターが「こいつには勝てねぇ…」と思ったように、妹に真っ向勝負でねじ伏せられる俺。だって直球だけでなく、多彩なエロ変化球を持ち、攻守とも隙がなく、主観視点でキスを迫ってくるんですよ?! かのドエロ病院ホスピタリティからようやく出た新作は、弱点を克服した素晴らしいものでした。(開幕24連敗中)
現実世界においては知らないが、我々紳士にとってホスピタリティとは、ひょっとこフェラなエロエロ動画の事を言う。
もちろん普通のセックスも常備されているが、初っ端にあの質量で我々の精子を絞りにくる様は、多くの感動を与えたのである。
しかし、その時に語ったように、前作はエロに精魂を注いだ結果、AVの如き物語の欠如を意識させてしまう事にもなった。
単に私が強欲なだけかもしれないが、エッチ中の会話にセンスを感じただけに、もったいないと思ったのだ。
その後、長らく音沙汰もなく、同人ゲーによくある休業パターンかと思いきや、それは雌伏の時だったらしい。
今度は3D動画による新作、そのタイトル画面に「自己紹介コーナー」が設けてあるのを見て、物語への期待が湧いてきた。
いや、実際に始めてみたら、想像以上に日常会話が作りこまれていた。抜きゲでも手抜きする作者ではなかったのだ。
勝手に期待値を下げてすいませんでしたぁ!!!
この妹のエロかわいさに負けましたぁ!!!
何ていうか、一見よくいるお兄ちゃんだ~い好きっ子なのだけど、その直球の伸びが違う。
兄である俺(本名可)は、エロゲやエロ本だ~い好きなオタで、そのヘタレっぷりに共感しつつちょっとイラっとするも、
そんなお兄ちゃんの逡巡を、この子は愛嬌を振りまきながら軽々と超えてくるのだ。
子供の頃していた結婚ごっこを、久しぶりに再会した今でも本気で考えているのは序の口。
お風呂場でつい妹下着に手を出してしまい、それを見つかるも、「それって私に興味あるからだよね?」と喜ぶ。
妹ものエロゲをプレイ中に見つかる最悪の事態に、興味津々で最後まで熟読、「私も身体が熱くなってきたよぅ」と押し倒す。
兄が困惑してる間に、あれよあれよとキスにおっぱいに乳首舐め奉仕に騎上位処女喪失と最後までリードしちゃう。
いや、このくらいならば、激戦区の妹業界では珍しくはないだろう。本領発揮はここからだ。
最後までしてしまい「これで恋人同士だね!」とラブラブ帰宅する妹に、手順が抜けてると屁理屈で逃げるお兄ちゃん。
それに対して、天下の往来で即告白、しかも大声で真面目な愛の告白を長々とする妹。こいつは突き抜けてるぜ…!
いつも当然のように中出しをせがみ、赤ちゃん誕生後の勉強も既にしていますが無害です。
ここまで書いても、やっぱりエロゲのデンプレ妹程度だと思うかもしれないが、プレイすれば分かる。
天然で直球すぎるのにウザくなく、かえって心地良い。その簡単そうで難しい雰囲気作りに本作は見事成功している。
そこに大きく貢献しているのが、麻奈のエロポテンシャルとエロ積極性だ。
初めてのエッチなのに、お兄ちゃんの乳首をくりくりしたり、なめなめしたり、
初めてのフェラチオで、いきなりお兄ちゃんのおちんちんのニオイをクンカクンカした上にタマタマからなめなめ、
うたた寝して何かエッチな夢を見たなぁと起きたら、現実に股間を押し付けて顔面騎上クンニをおねだり、
お掃除フェラと称して、二連射したおちんちんから更に精子を絞り取る気満々で、実際に絞り取り、
隠してたはずの逆アナルなエロ小説を読んで、お兄ちゃんもしてほしいでしょ?とクニクニペロペロジュポジュポ...etc
性技力はホスピタリティの看護婦さん並だが、全てはお兄ちゃんに気持ちよくなってほしいという一途さが、胸とちんこを打つ。
しかも、これらのエロエロ行為を、可能な限り主観視点で見せるからもう大変。
セックス中にキスをする時なんか、画面一杯に麻奈の顔が迫ってきて、思わず唇を突き出した俺マジきもい。
フェラのひょっとこ具合とか、単純なインパクトでは前作の方が強いかもしれないが、
今作は構図へのこだわり、キャラ立ても含めた感情移入や没入感へのこだわりにより、どのシーンも満遍なく抜ける抜ける。
パッと見は地味な妹のデザインも、動画と会話を燃料に、むしろ脳内補完を助ける効果を生み出している。
そして前半戦は押されっぱなしのお兄ちゃんも、徐々に変態紳士の地力を発揮していく。
前戯で連続アクメさせて、四つん這いの麻奈に軽いスパンキングからのお返しアナル。しかも言葉攻めしつつ抜かずの連戦だ。
トイレで鉢合わせになっても、おしっこを飲ませるわ、おしっこを飲むわ、イラマチオを試してみるわ、やりたい放題。
まあそれもこれも、麻奈の作戦というかお釈迦様の掌の上なんですけどね。
一応お兄さんにも中出しするか否かの選択権はあるのだが、あんだけ赤ちゃんせがまれて断れるはずがない。
見事ポンポンお腹となった妹とエッチする姿には、吹っ切れた兄のかっこよさすら漂うのであった。
最後の最後で改めて兄妹でしんみりと告白し合う姿とかいいね……
何だか褒めすぎて逆に警戒されそうだが、事実だから仕方ない。
まあ私の場合、絶賛されまくった前作に対して多少辛口な評価をした、その反省があるかもしれない。
でも、動画パターンひとつ見ても、本当に手塩にかけたんだなぁと伝わってくるんですよホント。
今作は、動画抜きゲとしてパワーアップしつつ、妹萌え萌えなお兄ちゃんにも訴求力を持った作品です。
誘惑スキーさんや受けスキーさんにもオススメできるし、少しでも気になった方は是非。
ちなみに各章はこんな題名だよお兄ちゃんっ
「お兄ちゃん、ただいま!」
「お兄ちゃん、舐めさせて!」
「お兄ちゃん、エッチって気持ち良くて楽しいね」
「お兄ちゃん、お尻でイかせてあげる」
「お兄ちゃん、一緒にお風呂に入ろ」
「お兄ちゃん、中に出して!」
「お兄ちゃん、ありがとう!」
最後に改めて、こんなエロ妹を寄こしやがってありがとうございましたぁ!!!