惑星犬星、そこは我々ロリコンに残された理想郷。かの地ではお兄ちゃんのいかがわしい欲望も全て肯定されるのだ。黄金郷ばんざい!
エロ漫画家犬星といえば、ぷにろりの蕩け顔を描かせれば天下一品の御仁。
しかし、ツイッターなどSNS全盛の時代において、未だ性別不明という謎多き人物でもある。
別に作者の顔で抜くわけじゃないのだから、それは知らぬとも良い話なのだろう。
惑星犬星というのは某所でのネタであるが、それは単にペンネームに星があるだけではない。
客観的な事実としては、下衆なロリコンが少女を犯しているのに、何故か合意でハッピーエンドになってしまう。
身勝手な欲望が、時折ディフォルメ化するかわいいおにゃのこに肯定される様は、まるで別惑星の御伽噺だ。
最新刊『月見荘のあかり』で、複数お兄さんとの乱交というギリギリのラインに踏み込み、
その後一般漫画を描き始めたのを見て、ファンは色々な意味で「仕方ないか…」と受け入れたが、
Lilith新ブランドのデビュー作でエロゲ原画デビュー、という青天の霹靂にファンは歓喜したのじゃよ。
本作において一番気になるのは、単に原画起用というだけでなく、犬星ワールドが再現されているか否かであった。
何せシナリオを書くのは別の人なのだ。いや、原画家とは異なる世界になるなら、それはそれで面白い。
むしろ、その作風のせめぎ合いこそがエロゲの醍醐味だ!
まずは絵的な話をしよう。
コマ割な漫画と一枚絵な原画は求められる才が異なるので、不安な面も大きかったが特に違和感はなかった。
そして、実はカラーが不得手な犬星氏とLilith塗りの相性はというと、こちらはむしろ好印象だった。
では話的、いやキャラ的にはどうだったか。
まああれです、妹たちはかわいいけどお兄ちゃんがウザキモい! ふたりともお手つきすんな!
でも妹たちはそんなお兄ちゃんを素直に、呆れつつも受け入れ、ちょっと強引なエッチでも受け入れてくれる。
ヒロインのキャラもエロも、きっちり対比させているのは良かった。
実妹ゆずはとにかく素直で性知識皆無でおしっこ、従妹の美夏はツンデレデレで性知識少々でちょっとだけウェット。
犬星漫画ではそんなにしーしーシーンはなかったので、うれしい驚きでご褒美でした。
アナルがもっとあって良かったとは思ったけどね!(メガネ野郎の本音
個人的な感覚としては、犬星ワールドと一般的なロリゲーの中間くらいの印象かな。
ロリコンお兄ちゃんの内面が終始見えてしまう事で、あの妙なほんわか度が少々減ってるように思える。
まあそれはエロゲの仕様上仕方ないし、興奮がダイレクトに伝わるメリットもある。
そもそもエロ漫画と疎遠なエロゲユーザーも多いだろうし、これ以上比較する意味はないのかもしれない。
単純にロリゲーとして考えると、エロだけでなく立ち絵も豊富なのは良い拘りだと思った。
ゆずが「ぽいん!」と跳ねるのはかわいいし、美夏は照れて画面外へ逃げちゃうし。
でもそこまでやってくれるのなら、そろそろクリック後も音声継続のシステム搭載をそろそろ。
ここまで冷静に書いてる割には妙に高得点じゃねぇか、という疑念に対する理由はひとつ。
ゆずはえろかわいいなあ!!! ゆずのおしっこさいこう!!! ゆずだいすきだー!!!
あれ、理由がひとつじゃないですね。
でも細かいこと言ってると、いくら夢想転生してもロリっ娘とハッピーエンドを迎える事はできませんぞ。
「これ以上は駄目だ…ゆず、セックスは好きな人とするものなんだ」「じゃあ、ゆずはぜんぜんかまわないよ」
処女喪失した次の日は流石にぎこちないけど、すぐにいつもの明るいゆずに戻って「ゆず、お菓子たべたいー!」
でも突然興奮する患者もといお兄ちゃんを見て「えー、おにいちゃん、またおちんちんおっきくなっちゃった?」
わかるかなぁ、この自然に兄妹の関係のまま日常生活を送りながら、自然に日常性活も送る、ステキな雰囲気!
しかもほぼ毎回、絶頂時におしっこしゃーしゃーしちゃうんだぜ! そのうちおしっこ自体に無自覚に興奮するんだぜ!
最後にはお兄ちゃんと結婚する決意をして「ゆずを孕ませて!」と子宮口が下りてきて、後日本当に妊娠しちゃうんだぜ!
この反則極まりない妹を前にしては、冷静だった炉利紳士も形無しである。
美夏も美夏でかわいいけど、エロがノーマルでパンチが足りなかった。せめてニオイとかアナルとかフェチ要素あればなぁ。
まあ最後のダーリン連呼はちんこにガツンときたけどね!
色々書いてきたが、新ブランド一作目としては期待の持てる内容だった。
ロリコンは声ばかり大きくて売上に貢献しないと言われたりするので、我々は草の根活動で同志を募りたい次第。
だからゆず、ちょっとだけ買ってほしいな、おにいちゃん♪