世の中には良いビッチと悪いビッチがいる。劇團近未来のビッチはホンマに癒しキャラやで
リアルの世界においては、結婚まで処女を守るような淑女は絶滅寸前だが、二次元においては処女こそが本流だ。
絶滅危惧種だからこそ、ファンタジーの許される世界では、一途なヒロインが求められるのだろう。
しかし、奥手な我々にとって、ビッチ子とエッチするのだって十分にファンタジーだ。
リアルにおいてはチンコやテクを比較される恐怖があるが、PCのモニターによって我々は守られている。
むしろ、男性として落第の烙印を押された方が、ご褒美ですらある。
劇團近未来のビッチはまた少し違う。ナチュラルで飄々としている。好みの相手と普通にセックスした結果なだけだ。
内心で男たちを比較したりもするが、多少ネガっていたとしても、食べ物の好みを話している感覚に近い。
もしかして、性に大らかだった明治維新以前の女性も、そんな風だったのかもしれない。
とはいえ本作の主人公「りか」は、これまた特殊な事情を抱えている。
彼女は人並みに恋多き女性だが、不感症ゆえに折角結ばれても男が去っていってしまうのだ。
好きな女は抱きたい、しかしマグロな女を抱いて喜ぶ男など皆無なため、彼女は結果としてビッチになってしまった。
そんな彼女の背後に現れた運命のヒト、それが痴漢の達人、通称「近田さん」だ。
不感症だと思っていた自分をあれよあれよと感じさせ、電車で挿入までして絶頂へと導く。
痴漢への嫌悪感どころか、感謝の念を抱いた彼女は
「また近田さんに会いたい！ …多分あの人が近田さんだ！」
と逆痴漢なガールミーツボーイを始めるのでした。
しかし彼女、とことん見る目がない。
「あのオジサンはいかにも痴漢っぽい…あの人が近田さんかも」
と誘惑開始するも、説教しつつ独りよがりな愛撫で痛いだけ。手コキをするとさっさと果てるオッサン。
しかし、ただでは起きない彼女は、感じてるフリという演技力を身につけるのでした。
「あのマッチョさんならオチンコも大きそう…あの人が近田さんかも！」
と誘惑開始するも、何故か不幸な身の上話を聞かされて、彼を元気づける為に騎上位セックスで慰める。
絶頂へは至らぬも、愛液が出てきた自身に自信を持ち、喘ぐことで雰囲気に乗ることを学習するのでした。
「あの大人しい学生さんみたいのが意外とすごかったり…あの人が近田さんかも」
と誘惑開始するも、フェラに感涙！拙者童貞であります！女神さまありがとう！と言われると中断もできず。
流れでセックスしようにも、「すいません、童貞の誓いを結んだ義弟がおるのです。できれば一緒に卒業を！」と斜め上の反応。
まあしゃーないかと3Pを受け入れると、「次は老師を」「弟子を」「師匠を」と脱童貞スパイラルに。
いや、いやいやいや。もうここ電車じゃないだろ！ 画面中チンコだらけだ！
3Pは近田さん探しと趣旨が違うと断ると、次の日いかにもテクニシャンな若い男が登場。
「見た瞬間ビビッときた！ あの人が近田さんにちがいないわ！」
と誘惑開始するも、途中で男性が妙な反応に。そして撮影カメラに監督…AVに撮影に紛れてるよこれ！
でも近田さんじゃないけど、絶頂しちゃうくらいにテクニシャンだし…
と流れにまかせちゃうと、そのまま撮影続行！ AVデビューでファン感謝デーのザーメン祭りだ！
ここまでで作品の雰囲気が分かっただろうが、これはまともな痴漢ゲーじゃないです。
電車という社会の縮図で、日焼け少女と男達の奇妙なやりとりを見て、和んで笑いつつ抜く、大人の為のファンタジーだ。
あ、日焼けといってもギャル風な印象を与える程度の属性なので、殊更日焼け具合に反応する同士はいません。
でも同キャラに再度逆痴漢する時、赤ビキニとか全裸とか選べて、やはりそのコントラストはいいものだと思う私でした。
さて、気づかぬうちに都市伝説な痴女と化したりかは、果たして近田さんに再会できたのか。
そして近田さんの正体は？！
パッケージ裏でアヘっている彼女の痴態は本物か？！
りかちゃんが気になった貴方、最近なんとなく寂しい貴方、そんな貴方を電車でお待ちしております。