混沌とした今の世で何が正義か分からぬが、ちっぱいは正義で間違いないんやで！ そんなちっぱいを愛でるのにチンコはお呼びでなく、各種機械や触手や蛇が快楽or苦痛できっちりおもてなし。日常シーンの少なさをカバーするだけのエロポテンシャルは秘めたデビュー作だと思います。
原画と漫画では必要とされる能力は異なるが、意外と購買層自体が異なっていたりする。
だから私が「あの無望菜志さんがエロゲ参戦だぜヒャッハー！」と歓喜しても、キョトンとする人もいるだろう。
無望菜志氏といえば、可愛い絵柄に反してハードなエロス、特に触手や膣腸といった粘膜描写は素晴らしく、
『触愛』での姫処女出産、『剣より強し』の武士子アナル、同人誌『RE05』での腹ボゴォ、には何度お世話になったか分からない。
その氏を起用し、美麗な塗りを施し、作風に似合ったシチュを用意する。それで既に必要十分な抜き条件を備えたと言えるだろう。
しかし人間は欲深く、セイギマンとダークブレインの戦い、敵対するミヅチと清姫との交流があらすじで終わると、物足りなく覚えてしまう。
読切エロ漫画では許容するものが、エロゲだと例え低価格抜きゲでもそれなりのストーリーを求めてしまうのだ。
とはいえ構成やキャラクター造形は、シンプルながらきちんとまとまっている。
長く続く戦いの中、元の理想から外れつつある両陣営に欺瞞を感じるヒロイン達が出会い、それぞれ敵の虜囚となり、性的な尋問拷問を受ける。
そして堕ちきった、堕ちる直前での再会。そのまま敗北するのか、逆転勝利するのか、悪に染まってしまうのか。
さて本題のエロの話だ。堅苦しい口調はやめてガンガンいくんやで！
野郎のちんこが活躍するのはわずか1、2シーンのみ。あとは機械か蛇か触手か疑似ちんこや！しかもほとんど拘束シチュや！
下の口への責めは容赦なく、初っ端から膣腸尿道の三点セットや！ついでに媚薬もセットや！でも折角のカットインがモザイクで悲しいんやで…
ミヅチも清姫も処女だと知ると、後まで処女を残しつつマニアックに責める紳士なんやで。でも奪う時は無情にあっさり奪う鬼畜なんやで。
二人ともちっぱいなお子様だからか、頻繁におもらしするのが俺得なんやで！でも普通にイキまくり潮吹きもあるから注意なんやで。
そしてイキまくって光を失った瞳、だらしなく涎を垂らす口元は、流石の無望菜志氏なんやで！
ただ少し気になったのは、アヘモードにしては文体がやや硬めな気もしたんやで。
だんでらいおんのマスコット、らいぞう君の口調がつい移ってしまったようだ。
もっと詳しくエロを知りたい人の為にシチュ一覧も書いとこうか。
ナーガラージャの罠で蛇達に捕らわれたミヅチ、特殊スライムに膣腸尿道の三点責め。
セイギマンに捕らわれたミヅチ、レッドからの苦痛責め or ピンクからの快楽責め。
隙を見て脱出しようとするミヅチ、レッドとピンクに見つかり、拘束触手スーツで絶頂観察。
機械に拘束されるミヅチ、ピンクの操作するスコープで処女膜の奥を観察、ボテ腹になるほど膣腸に薬剤注入。
機械に拘束されるミヅチ、ピンクがアナルにローターを大量挿入、その後乳首も電極責め。
朦朧とするミヅチをお風呂場で愛撫するピンク、アナル弄りで放尿、バイブでの処女喪失。
ブリッジ状態で拘束されるミヅチ、開口器を使われレッドのイラマチオ。
お尻丸出しのミヅチ、レッドのスパンキング、感じ始めて戸惑うミヅチに無慈悲な処女喪失。
逆さづりで拘束されるミヅチ、レッドのムチ打ちとロウソク責め。
ナーガラージャの罠で蛇達に捕らわれた清姫、アナル責め。
ナーガラージャの快楽責め。目隠し玩具責め、疑似ペニスを生やして蛇のバキュームフェラ。
ナーガラージャの苦痛責め。電気椅子、空中拘束してアナルに蛇を大量侵入させた上でセイギマンの武器で処女喪失。
全国中継で清姫の出産ショー。ルートによって処女or非処女の差分。
未だ耐えるミヅチを機械に拘束快楽責めの上、自らの痴態をスコープで見せつけ。途中から堕ちた清姫にも見られつつ絶頂。
ミヅチか清姫に疑似ペニスを生やし、強制レズプレイ。片方は精液でボテ腹になるまで、片方はレッドとナーガ蛇も乱入。
最後は、ENDによってエロも変化するがネタバレになるし書かないでおこう。
日常会話の少なさ、筋の通った構成、語弊があるかもしれないが良質な二次元ドリーム文庫の読後感に近い気がする。
ノベル2、3冊分と考えるとコストパフォーマンスは問題なしなので、気になるシチュがあれば是非買ってほしい。
そして無望菜志氏がまたエロゲ原画してくれれば、続編「二人はバイパー！」が出れば皆幸せなんやで！
その時はパケ版も早く出てくれればもっと幸せなんやで！