おちんちんと隣り合わせの灰と青春
今では男の娘なる者達が闊歩する世の中じゃが、昔は女装も同性愛も日陰の存在じゃった…。
ワシが目覚めた切っ掛けは、パピポというエロ漫画雑誌によってじゃった。
龍炎狼牙、佐野タカシといった今でも一線で頑張る強者が、編集の目を掻い潜って己の趣味を混入させていたんじゃ。
いや、編集も同類かもしれぬ。何せ山文京伝の獣姦や催眠、きみおたまこのスカものを掲載させてたくらいじゃからのぅ。
エロゲに目を向けると、エポックメイキングは顔のない月の依緒きゅんだったかのぅ。
あのまま、練り案がBLに浮気しなければ、美青年ショタは絶滅せず、エロゲのわぁい歴史も変わったかもしれんの。
結局「カワイイは正義」になったのじゃが、わぁい単発は昔から意外に多く、準にゃんが突然変異ではなかったのじゃ。
BLといえば、Dr.天の漫画は女性向なのに実用的という、ワシの守備範囲を広げてくれた、良きコーチじゃ。
エロゲでもラシエルの箱庭あたりは男性でもイけるかの。神無ノ鳥は生きてるうちに一度プレイしときたいのぅ。
それでCAGEじゃが、ロリ専だったRUNEの系列であり、女装子を決して外さぬ一本気なブランドじゃった。
「恋する妹はせつなくてお兄ちゃんを想うとすぐHしちゃうの」という長大なタイトルと、秋己きゅんの合わせ技は見事じゃった。
うろたん氏が今ショタに関わっておらぬのは残念じゃが、代わりにむにゅうという最終兵器を導入しおった。
あのぷにぷにしたショタっ子を、やや変態ちっくに愛でるのは至福じゃった…。今の氏を見ると世の無常を感じるがの…。
あの頃は、ショタアンソロジーも好色少年、少年嗜好、少年愛の美学が競い合った、華やかなりし戦国時代じゃった。
笹倉綾人、猫玄、奇械田零士朗、坂本ハヤト、きりがくれたかや、蒔田真記、七松健司、秋緒たかみ、かわだ章吾etc…
その後、侍は刀を失ったが、アンソロジー=抱き合わせ悪徳商法、というイメージを打破したのは大きかったんじゃ。
おお、話が逸れたの。年寄りはこれだからいかんわい。
ショタブームが翳りを見せる中、CAGEは徐々にわぁい度数を上げていき、ついに男の娘オンリーゲーを達成しおった。
それがアイドルあいこじゃな。更に突き進むCAGEは、ヒロイン全員が男の娘で弟という境地に達しおった…!
もはや何が正しく、何が狂っているか分からぬ世界じゃ。真実はオチンチンかオスマンコにしかないのじゃよ。
坊よ、ミルクぷるんの話を詳しく聞きたいんじゃな。
ならばフルプライスじゃし、オチンポミルクでも飲んで気合を入れんとの。ゴクゴク…ゴクゴク…
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プハー! やっぱり健康と美容のためには、食後に一杯のオチンポミルクだね、お兄!
さて相変わらず前置きが長くなったが、作品について語ろう。
コンセプトは題名通りなので、ここを読まれる方が気にするのは、その骨組みに対する肉付け具合だろう。
大まかには、以下な感じです。
①心は完全に女の子なヒロイン達 ②ベタでエキセントリックなキャラ造型 ③主人公の葛藤部分が意外に重い
④受け身な前半エッチ ⑤露出含めてややアブノーマルで積極的な後半エッチ ⑥結婚はするが妊娠はなし
①は、育ての親を失った主人公の戸籍を本家に戻すべく弟と結婚、その為に幼少から徹底した女の子教育を施した結果。
兄との結婚については三者三様の考えだが、全員自らをオチンチンのある女の子だと思っており、男性部を恥じて兄に隠す。
お付きのメイドさんにしても、彼女等に相応しく男の娘教育されているが、年齢が違いもあって少し趣が異なる。
②は、デザインで一目瞭然だが、長女の遊と三女の初依が見た目通りの性格で、個人的にはちと糖分過多な萌え。
遊の眼鏡の是非は別として、エロは裸眼が多くて謎。破滅的な味オンチも今更感が。初依はネコミミと舌足らずの口調がうーん。
円はベタなツンデレだがオナ中で、話もまとまっている。ボーイッシュな格好も原画の蒔田氏の本領発揮。ボクっ娘なら最高だった。
メイドの由芽は、立ち絵のガタイの良さに違和感があるが、やや天然な仕事人ぶりとデレた時のギャップが円かそれ以上かも。
③は、事情を知らず天涯孤独と思っていた主人公の元に、妹が大挙して結婚を迫られ実は弟で遺産相続も絡んでこんらんした!
状況が状況だけに仕方なくもあるが、主人公は近親相姦、同性愛といったエロ部分の適応は早いが、結婚へは最後まで抵抗する。
その矛盾とヒロインへの鈍感さが、作品に重みというよりはしこりを感じる原因になっているかも。
④は、脳内彼女的な受けというよりは流されエッチ。おちんこ隠されても気づかずに、フェラや手コキやアナル。
円はオナニー覗きが多い。おちんちんへの嫌悪描写は長くなく、お返しに愛撫するのはお兄ちゃんらしくて好印象。
円に足コキ×2があるが、最初からツンとデレが混合してるので、やはりマゾ的には物足りないと思うブヒー。
⑤は、遊の兜合わせ、ソープ素股、、窓際セックス、電車痴漢プレイ、ブルマ。円へのフェラ・店内手コキ、山羊ペロペロ未遂、
オナニー見せ、座薬挿入、縄拘束、母乳。初依の野外放尿、拘束逆奉仕、ブランコセックス、拘束ローターお漏らし。
由芽の公園水道アナル洗浄、乳首舐め手コキ奉仕。三姉妹の時間無制限おちんちん検査、ハーレムの順番セックス5P。
⑥は、まあ当然ですよねー。女装山脈や明誠助氏の異種凌辱わぁい妊娠同人で感覚狂っているな俺。
全体としては、私同様に円と由芽が、ややマニアックなプレイが気に入れば、良作と評価できると思います。
エロテキストは、卑語よりもハートマーク装飾のラブラブ中心なので、あしからず。CG差分はやや少なめ。
おちんちんに各種個性があるのはグッド。真性・仮性包茎、ズルムケな大小ちんこが貴方をお待ちしています。
しかし、作品はハッピーエンドでもブランド自体がバッドエンドなのは、心中複雑ですね。
移り変わりの激しい業界だから仕方ないけれど、やはり応援していたメーカーやクリエーターさんが去るのは寂しい。
私一人に出来る事は、作品を買って感想を書く程度。結局は皆の力添え次第なんですよね。
でもチラシの裏しかなかった時代と異なり、今はネットがあり、エロゲー批評空間という場所がある。
改めてひろいん氏に感謝をしつつ、相変わらずKYな活動を続けていこうと思います