難易度をマイルドにした最終痴漢電車シリーズ。個人的に一点を除いて完璧
原画M&M氏で痴漢モノというと最終痴漢電車を否が応でも思い出させるが実際に本作は最終痴漢電車4と呼んでも過言ではないだろうと個人的には思う。
主人公はヒロインを攻略する合間にモブを痴漢し、ステータスを上げていくことが可能で、基本的に痴漢バトル(文字に起こすと非常に頭が悪そうだなこれ)では詰まることは無いだろう。
本編クリア後には回想、CG差分を見るためのアイテム全開放機能もあり、難易度による達成感ではなくストレスフリーを優先した結果かと思われる。この点は好みが分かれるところだろう。
キャラクターも女教師、ギャル、アイドルあたりの良くある属性に加え、Vtuberの中の人的な声優、メスガキといったここ数年で確立した属性も含んでいる。
ヒロイン勢で最も好みだったのはアイドルの蒼織だ。
人の欲望を見抜く主人公と近しい力を持っている、主人公と共通点があるというのはエロゲーのみならず物語に登場するキャラクターにとっては大きな強みだろう。
プレイしてみてさばさばした性格を含め、ヒロイン勢では一番好みのキャラクターになった。
唯一、本当に唯一残念だったのは体験版からも立ち絵が存在している義妹のシーンが無かったことだ。ぶっちゃけ見た目も声も一番好みであっただけに惜しい。サブキャラとして1、2シーンくらいはあると思っていたので個人的にダメージが大きかった。
公式Twitterでは感想と共にシチュ募集なども行っているし、同メーカーのデモニオンシリーズのようにアペンドパッチでシーンが追加される可能性はあると思う。
発売直後にも関わらずこういった動きがあるのは予約などでの売れ行きが良かったからでは、と何の根拠もなく推測してアペンドを待ち望んでおく。
総括すると痴漢モノとしてはゲーム難易度よりもスムーズに先へ先へとストーリーが進められることを優先した作品で、痴漢パートはオマケ程度で構わないという人にとってはより良い作品となると思う。
Hシーンは流石M&M氏といったところ。最近の同メーカーで多かったCGが横に置かれたようなやつ(なんと表現すればよいのだろう、プレイヤーにとっての上方向がCG内だと横になっているアレだ)が少なく、シチュエーションも合わせ実用的な物が多い。
ハーレム系のシーンが無いのは同メーカーでは珍しいが最終痴漢電車3でもヒロイン2名以上のHシーンは双子と親子丼しか無かったし、作中ヒロイン同士の交流は皆無なので急に顔を合わせてセックスと言うのも違和感があるからこの点には不満は無い。
しかしただ一つ、本当にただ一つ上述したように義妹のシーンが無いのが辛い。
同好の士がいれば是非公式Twitterに感想を投げてもらいたい。需要があると証明されればアペンドが出る可能性が生まれるのだから。
公式様、もし見ていらしたら義妹ちゃんをよろしくお願いいたします。かしこ