気になる点もあるけど、この手のジャンルが好きなら満足するゲーム
このブランドの特徴として、プレイヤーは悪の視点からヒロインを凌辱する、とうことが挙げられる。これが面白いとかなんとなくハマる、と感じれば他のシリーズも大体面白い。
よくある変身ヒロインものだと、ヒロインは主人公とエッチして力を貯めて敵を倒し、
敵に倒されたら凌辱される。こういうパターンのものが多い。
しかし、このメーカーの作品は「光臨天使エンシェル・レナ」を除いて悪の主人公が変身ヒロインと戦い、凌辱・調教することでエンディングへと向かっていく。もちろん、主人公が悪だけにエンディングに救いはほとんど無い(かと言ってそこまで酷いエンディングも無いが)
これが他の変身ヒロインものと明らかに違う点で、固定ファンを獲得している要因の一つだと思う。
個人的には正義に靡かず当初の目的を果たすことを徹底する主人公には好印象。
根っからの悪人でないのはご愛嬌。
肝心のエロシーンは可もなく不可もなくといったところ。足りない点を挙げればキリが無いが、最低限は満たしている。とはいえ、何作も変身ヒロインものを作ってきているだけにそろそろ進歩を見せて欲しいところ、エロシーン一つをCG一枚で済ますところとか。
エロシーンのテキストについては可否が分かれるところ。合う人は合うだろうし、合わない人は合わない。
今作のライターはassult氏で、他メーカーで変身ヒロインものを手がけたこともある実力派の人。個人的には今までの反事象氏よりこっちの人のテキストの方が合う。
今作では前作のシンフォニックナイツやエンシェル・レナのキャラクターのエロシーンとその付近のテキストのみ反事象氏が担当しているが、これが問題。
主人公の性格があからさまに変わり、地の文に「!」が多用されている。
エロゲーのテキストと小説は違うものだが、それでも地の文に記号を極力使わないのは原則じゃないかと思う。「セイクリッドグラウンド」でも思ったが、このライターさんは作品を重ねる度に文章力が落ちてきている気がする…プロの文章としてこれはどうかと。エロシーンは一つ一つが無駄に長いのでシステムの重さと相まって段々クリックするのが疲れてくる。
今作のエリクシルパート担当のassult氏のテキストの方が適度な長さでテンポも良く、自分には合っていると感じた。
システム面は相変わらず重い。が、今作で初めて2週目は以降は戦闘結果を選ぶだけでよくなった部分は非常に良い。もう作業プレイとは言わせない、というメーカーの姿勢が伺えた。
なんか批判めいた感想になってしまいましたが根っからのTriangle信者なので点数には補正かかってます。この感想もより良いものを作って欲しいという想いからであって。
本作が気に入った人には二次元ドリームノベルス版もオススメ。文章も挿絵もエロエロで勃ちます。
最後になりますが、ローズかわいいよローズ。かわいいしエロいし巨乳だし。
なんでサブヒロインなんだ…